2014.12.30

キーパー歴1年半の三鷹GK武田啓介が優勝候補・東福岡相手に見せた勇姿

武田啓介
開幕戦で好セーブを見せた都立三鷹のGK武田啓介 [写真]=瀬藤尚美

「めっちゃ強かったです。迫力がハンパなかった」

 高校サッカー選手権開幕戦、優勝候補筆頭・東福岡の前に立ちはだかった三鷹GK武田啓介は、満面の笑顔を浮かべながら「最強の対戦相手」への惜しみない賛辞を送った。

 打たれたシュートは21本。作られたチャンスは両手の指に収まらないほどだが、「最初の一本を止めて楽になった」という武田は、シューターのタイミングを上手く察したセービングで東福岡の攻勢に粘り強く対応。コーナーキックから失点したあとも、崩れることなくゴールを守り続けた。

 結果は0-2。無念には違いないが、「やり切りました」という充実感ものぞかせた。「CKは無理っす(笑)」と笑いつつ、「体は付けてくれていた。東福岡は強くて、それでも決めてくるんです」と、さりげなく味方をかばいつつ、またしても相手を讃えた。

 そんな武田がGKになったのは2年生の6月。同学年にGKがいなかったという都立校らしい転向理由で、それからわずか1年半で迎えた全国大会だった。長い手足に加えてGKとしてのセンスもあったのだろう。「(GKの)6人の先輩とGKコーチのおかげです」と謙虚に語るが、本人の並外れた努力があったことは想像に難くない。ポジショニングにもミスらしいミスはなく、一つひとつのプレーを丁寧にこなす様も印象的だった。

 試合後、武田は佐々木雅規監督から「ナイスキーパー」と短く声を掛けられた。「(最後に)そう言ってもらえて嬉しかった。この1年、どんなに点を取られてもずっと使い続けてくれた。本当に感謝しています。充実した1年でした」と熱っぽく語りつつ、満員の駒沢陸上競技場で戦い抜いた80分間を「楽しかった。幸せでした。(選手権は)夢の舞台でした。いまでも夢のようです」と振り返った。

文=川端暁彦

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