2013.01.03

[佐賀商-桐光学園]桐光学園が16年ぶり8強入り、佐賀商をシュート3本に押さえる完勝

2試合で計7ゴール。桐光学園が攻撃力を武器に8強入り [写真]=高見直樹

2013年1月3日(木)/12:05キックオフ/神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場/観客5200人/試合時間80分

佐賀商 0(0-2、0-1)3 桐光学園

<得点者>
(桐光学園)
前半21分 市森
前半38分 菅本
後半25分 松井

 序盤からペースを握った桐光学園が圧倒的な強さを見せた。前半21分、右サイドから(7)橋本が放ったシュートを相手GKがはじくと、(11)市森が押し込んで先制。前半終了間際には相手のGKとDFの連係ミスを突いてボールを奪った(8)菅本が追加点を挙げた。後半も危なげなく試合を運び、25分に(10)松井が加点。佐賀商は(9)江口のポストプレーや(10)山崎、(12)江頭のドリブルで打開を図ったが、シュート3本に押さえられた。

◆桐光学園が16年ぶり8強入り、佐賀商をシュート3本に押さえる完勝

 桐光学園が地力の違いを見せつけた。前半3分、右CKから早くも決定機。(10)松井修平のキックをニアで(9)野路貴之が頭で合わせ、ファーへ流れたボールを(3)小松勇樹がヘディングで狙ったが、わずかにゴール左へ外れた。その後もシンプルなパスワークで敵陣に押し込み、サイドから攻撃を展開。21分、松井の大きなサイドチェンジを右の深い位置で受けた(7)橋本裕貴がドリブルでペナルティーエリアに進入し、左足でシュート。相手GKが正面にこぼした球を(11)市森康平が押し込んであっさりと先制した。その後は、佐賀商の出方をうかがいながらの展開となったが、シュートを打たせることなくゲームをコントロール。前半38分、左サイドで(10)松井が相手最終ラインの裏へ浮き球を送ると、佐賀商のGKとDFが「お見合い」。隙を突いた桐光学園の左MF(8)菅本岳がボールを奪い、無人のゴールへ追加点をたたき込んだ。佐賀商はアディショナルタイムに左CKを(9)江口裕之が頭で合わせて惜しいコースへ飛ばしたが、前半のシュートはこの1本だけだった。

 後半も桐光学園が一方的に攻め込んだが、追加点はなかなか奪えなかった。後半16分、(9)野路がGKとの1対1を迎えるが、シュートは相手の正面。直後には(11)市森のシュートがクロスバーを直撃。佐賀商は後半17分に途中出場の2年生MF(8)中島浩貴が際どいシュートを放ったが、カウンターの起点を桐光学園の最終ラインに押さえられて攻撃を組み立てられる場面が少なかった。後半20分を迎えると、佐賀商は2試合連続得点のDF(3)松尾渉を前線に上げてパワープレーを展開。終盤には松尾をDFに戻して主将のDF(5)野方智文を前線に出したが、反撃は及ばなかった。逆に桐光学園は後半25分に(7)橋本が右サイドを縦に突破してクロスを送ると、ニアで(9)野路がつぶれ、ファーへこぼれた球を(10)松井が押し込んでダメ押しの3点目をマークした。80分を通して佐賀商のシュートをわずか3本に押さえながら、着実に加点して3ゴール。攻守にそつのなさを見せる完勝を果たした。佐賀商の相良利朗監督は現役時代には出場できなかった大会を振り返って、「ここまで連れて来てくれたことに感謝している」と選手を労うと、「相手は技術が高いだけではなく、最後まできっちりとやってきた。そういう面でも相手が一枚も二枚も上だった」と桐光学園の強さを認めた。

◆試合後の監督・選手コメント

桐光学園・佐熊裕和監督
「イージーミスが多かった。サイドから攻めることはできたが、バイタルエリアを使える場面で使わなかったところもあった。守備は、前半は少しポストプレーから2列目の飛び出しを許したが、後半は立て直して改善できた」

桐光学園・(10)松井修平

「得点はもっと取れる試合だったと思う。ただ、守備では失点ゼロに押さえられた。前半は少し危なかったが、後半は守備がベースのチームのストロングポイントを出せたと思う」

桐光学園・(2)大田隼輔
「昨年はここ(同会場で行われたラウンド16)で、自分のミスで負けた。目標ではないけれど、意識をしてきた。ひとまず昨年に並んだ。今日は(前日の2回戦とは違い)セットプレーでも失点せずに押さえられた。いい自信につながった」

桐光学園・(11)市森康平
「FWは点を取ってナンボ。なかなか取れないものだけど、2試合連続ゴールが取れてうれしい。先制点でチームが落ち着くきっかけにもなった。またチームを勢いづけるゴールを取れたらいいと思う。3戦連続も狙う」

佐賀商・相良利朗監督
「前半を0-0か0-1で辛抱してくれたら……と思う部分はある」

佐賀商・(5)野方智文
「前日の桐光学園vs四日市中央工の試合を見て、今までのどの相手よりも強いなという意識はあった。やってみれば戦えないことはないと感じたが、相手は球際の執着心が強かった」

取材・文=平野貴也(フリーライター)

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