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逆転負けを喫した北海道、中断前ラストゲームを勝利で飾れず/F1リーグ 第7節

2021.07.23

北海道の木村優太(左)と湘南のロドリゴのマッチアップ ©ESPOLADA HOKKAIDO

 7月16日から19日の3日間にわたり、Fリーグ ディビジョン1の第7節が行われた。新型コロナウイルス感染症の影響により、バルドラール浦安vsペスカドーラ町田の1試合が延期となったが、およそ2カ月半にわたる中断期間を目前に各地で熱戦が繰り広げられた。

 中断前の2試合をホームゲームで締めくくるエスポラーダ北海道は、中断前ラストゲームで好調の湘南ベルマーレと対戦した。前節、フウガドールすみだとの試合を1-1とロースコアで終えており、いかにチャンスを作り出せるかが課題の北海道だったが、第3節以来無敗の湘南の圧力に押され攻勢に出ることができない。両チームにゴールが生まれないまま第1ピリオド終盤を迎えたが、キックインを得た北海道はFP宮原勇哉のパスに合わせたFP田辺陸のゴールで先制に成功した。1点リードで迎えた第2ピリオドで、さらなる追加点を狙いたい北海道だったが、1点を追う湘南が攻勢を強め守備の時間が長くなる。それでも1点のリードを守ったまま試合終盤に差し掛かったが、37分、湘南GKフィウーザのパスを受けたFPロドリゴに右サイドを突破され、同点に追いつかれてしまう。さらに38分にはそのロドリゴのアシストからFP内村俊太に逆転弾を許し、わずか1分足らずで1点を追う展開に。ここでタイムアウトを取った北海道はFP木村優太をGKに置きパワープレーを開始する。しかし、試合時間残り13秒で湘南FP高溝黎磨にダメ押しのパワープレー返しを浴び1-3で試合終了。長い時間リードを保ちながら、残り3分で試合を決められる苦い敗戦となった。

 敗れた北海道の金井一哉監督は試合後、まずはコロナ禍にありながら観客を迎えてホームゲームを行えたことに感謝の気持ちを述べ、「長い時間、リードをすることができましたが、最後まで守り切ることができず逆転負けという悔しい結果でした。応援してくださるすべての方に、本当に申し訳なく思っています。ですが、選手たちは最後まで諦めることなく、ギリギリの局面で体を張って集中してプレーをしてくれました。それ以外の部分で見えた課題をしっかりと次に生かして取り組んでいきたいと思います」と試合を振り返った。中断期間では、得点力にフォーカスをしたトレーニングと合わせ、守備の改善にも取り組んでいくという。キャプテンの水上玄太も「やはり1点で勝つことは難しく、2点、3点と取れなかったことがこの結果につながったと思います」と話し、「中断期間では得点力、決定力や勝負強さというところをしっかり進化させられるように頑張っていきたいと思います」と浮き彫りになった課題の改善に向けコメントを残した。

 東京オリンピック・パラリンピックとその後に控えるFIFAフットサルワールドカップに向け中断期間を迎えたF1リーグは、10月8日に再開する予定。また、9年ぶりのワールドカップ出場が決定しているフットサル日本代表は大会に向けた最終局面を迎え、現在国内でのトレーニングキャンプを行っている。

 各試合の結果は以下のとおり。

▼Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第7節 結果
立川・府中アスレティックFC 0-2 ボルクバレット北九州
Y.S.C.C.横浜 5-3 フウガドールすみだ
エスポラーダ北海道 1-3 湘南ベルマーレ
シュライカー大阪 3-2 ボアルース長野
名古屋オーシャンズ 6-3 バサジィ大分

By サッカーキング編集部

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