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フットサル日本代表、試合終了間際の失点でパラグアイに敗戦

2020.02.22

日本代表のガルシア監督

 2月19日、北海きたえーる(北海道札幌市)でフットサル国際親善試合「日本代表vsパラグアイ代表」が行われた。

 すでにFIFAフットサルワールドカップ2020への出場を決めているパラグアイとの対戦は、2004年のFIFAフットサル世界選手権以来16年ぶり。ワールドカップ予選を兼ねたAFCフットサル選手権を控える日本代表は、強化の一環としてこの試合に臨んだ。

 しかし、開始わずか31秒でFPエンマヌエル・アジャラに先制点を許すと、3分にもオウンゴールで失点し、序盤で2点を失った。その後はリズムを立て直し、幾度となくチャンスを作ると、前半終了間際にはFP星翔太との連係からFP皆本晃が待望の先制点を挙げ1-2で前半を終えた。

 後半は積極的なディフェンスを掲げる日本の戦い方が機能してペースを掴むと、33分、FP加藤未渚実のフリーキックがはじかれたボールに合わせたFP吉川智貴のゴールで同点に。追加点を狙い、さらなる攻撃を仕掛ける日本は、試合時間残り2分を切り勝負に出る。FP皆本をGKに置くパワープレーで逆転勝利を狙ったが、終了間際にパスをカットされFPフランシスコ・マルティネスのロングシュートを放たれてしまう。このシュートが試合終了と同時にゴールネットを揺らすブザービーターとなり、2-3で敗戦した。

 勝利したパラグアイ代表のカルロス・チラベルト監督は、「非常に拮抗した内容でした。国際的にもレベルの高い2チームの試合ですし、パラグアイはワールドカップへの出場権を獲得していて、日本もアジア選手権に向けて準備をしています。ハードな試合になることは、わかっていました。日本はインテンシティが高く、積極的なプレスをかけてきて、そのプレーには驚かされました。日本のアジア選手権での幸運を祈っています」とコメントを残した。

 日本代表を率いるブルーノ・ガルシア監督は、「35分間は私たちの狙いとするゲームができて、5分は自分たちが望まない展開を許してしまいました。よくないゲームで、開始早々に2失点を喫してしまいました。それをすると、国際経験の豊かな強豪チームは許してくれません。苦しい展開となったところから這い上がることを狙い、後半はシュート数も増え、フットサルのスペクタクルな面や魅力的な展開をし、大きなチャンスを作って進めることができました。同点まで持っていき、勝ち切ろうとパワープレーを導入しましたが、それが不運な形での失点を許す結果となってしまいました。もちろんパラグアイは勝ち切るに値するチームです。しかし、私たちも35分はどんなチームにも引けを取らないパフォーマンス、ゲーム展開を見せることができました」と話した。

 コロナウイルスの影響で延期となったAFCフットサル選手権については、公式に発表されている情報以上のことは不明確であり、「3月のAFCの会議で方向性や目安が出ると聞いています。その情報をヒントに再プランニングをすることを考えています」とし、「延期が発表されて以来、常に話してきていることですが、私たちがコントロールできるものに注力し、強くなるための努力に取り組んでいくに尽きます。そのマインドを大切にしながら、情報が入ったら新しいプランを描き直します」とコメントした。

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