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フットサル日本代表候補合宿終了 ブルーノ・ガルシア監督「選手たちのパフォーマンスに非常に満足している」

2019.04.21

戦術確認を行うフットサル日本代表

 4月17日(水)からの3日間、茨城県・鹿嶋スポーツセンターでフットサル日本代表候補合宿が行われた。

 FIFAフットサルW杯の予選を兼ねたAFCフットサル選手権を控えるシーズン、合宿の初日はフィジカル測定、翌日は2部練習で「1秒でいいから時間をうまく使う」「攻め急がず、正しいタイミングで走る」といった共通認識を確認しながらミニゲームや紅白戦を行った。最終日は約1時間半のトレーニングを行い、3日間の合宿を締めくくった。

 ブルーノ・ガルシア監督は今回の合宿テーマを「コンディショニング、戦術面の振り返り、チームビルディングなど複合的なもの」と設定した。今年の初めに行ったタイ遠征では、Fリーグのスケジュールとの兼ね合いで招集しなかった選手もいたため、昨年の欧州遠征以来、何カ月かぶりの合宿参加となった選手もいた。今回は中核層の選手たちを再集合させ、中核中の中核と、それを支えるメンバーを作っていく最終段階と位置づけている。3月半ばに全日本フットサル選手権が終わり、今回招集された選手たちはオフ明けでコンディションにバラつきがあった。そのため、初日のセッションではフィットネステストを行い、情報収集に努めた。「集まったデータや、コンディションが異なる中でも質の高いトレーニングをするという意図に対し、選手たちがいいパフォーマンスを見せてくれたことに非常に満足しています」とブルーノ監督。2日目のトレーニングの終了後には「選手同士が積極的にコミュニケーションを取り、分からない部分を教えあうような状況が生まれている」と選手たちに伝えた。これを強調したのには理由があった。「限られた時間の中で活動する代表チームにとって、そういったコミュニケーションは必要不可欠な状況です。戦術的、技術的な確認が明らかになるだけではなく、物事が相乗的に進化します。その関係性があれば補足して上回っていけるもの、加速していけるものなので、更によくなっていきたいという期待を表現しました。コミュニケーションを重視している、というメッセージを込めています」

 2016年2月のAFCフットサル選手権でW杯出場を逃してから3年あまり。愛知県が招致活動を行っていた2020年のW杯開催国はリトアニアに決定した。追い風を受けているとは言い難い日本フットサル界だけに、フットサル日本代表の活躍への期待も大きいことだろう。次回の国内強化合宿は6月に予定されている。

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