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【フットサル日本代表】イラン遠征を振り返るブルーノ監督「AFCからイランに一歩近づけた」

2018.10.03

フットサル日本代表のブルーノ・ガルシア監督

 日本代表は9月に行われたイラン遠征で、ウクライナ代表、イラン代表、ベラルーシ代表とともに4カ国対抗戦に出場し、2分け1敗で3位となった。特に注目を集めたのが、今年2月のAFCフットサル選手権以来となったイランとのゲームだ。日本は3度リードされながらも、その度に追いついて3-3で引き分けた。

 どの試合も立ち上がりが良くなかったこと、流れの中でのゴールが1点しか奪えなかったことなど、いくつかの課題も出た大会。ブルーノ・ガルシア監督が、どう感じたかを聞いた。

 以下、立川・府中vs大分を視察後のブルーノ・ガルシア監督のコメント

――イラン遠征を振り返っていただきたいのですが、ウクライナ、イラン、ベラルーシという強豪を相手に2分け1敗でした。
ブルーノ 4日間で3試合という厳しい日程でした。ある程度、厳しいことは予想した中で臨んでいた遠征でした。しかも長時間の移動があり、到着した日に1セッションだけ練習をして、すぐに試合でした。ただ、そうしたことを望んでいっていたので、良い設定だったと思います。レベル感としても、私たちの試合結果だけではなく、それ以外の国同士の試合結果を見ても、非常に拮抗したレベルの高いゲームでした。あらゆる意味で厳しい状況を体験して、自分たちを試すことがテーマでしたので、それに対しての結果はよかったと思いました。

――初戦のウクライナは特に強いと感じましたが、3試合ともスタートが良くなかったと思うのですが、その点はいかがですか?
ブルーノ 特に初戦はそういうことが目立ったかもしれません。ただ望んでいたとはいえ、移動の疲労が出たのも確かです。どの試合も確かに入りがあまり良くなく、だんだん上がっていくという傾向だったと思います。そこはこれからも継続して、改善しなければいけない課題です。
ただ、試合の内容を見ると、私たちのすべてが悪かったわけではありません。特にイラン戦は、相手にリードされて追いかける展開でしたが、よく試合を見ていただければ、ポゼッションに関しても私たちが相手を上回るくらいのゲーム展開でした。内容はそんなに悪くなかったと思います。

――AFCから主力が多数いなくなったイランには、どんな印象を受けましたか?
ブルーノ 確かに相手は違いますが、私たちもAFCからは5人が入れ替わっています。私としては相手のいなかった選手、こちらのいなかった選手について、何か言及したり、特別に考えることはありません。
一つ間違いないのは、アウェーに乗り込み、設定の厳しい中で、互角以上の戦いをして、引き分けて帰ってくることができました。それは事実だと思います。AFCに比べると……という言い方をするなら、彼らに一歩近づいたのではないかという印象です。本当に勝つためには、引き続き取り組みを続けて、改善していかないといけません。

――内田隼太選手は代表デビューでしたが、堂々とプレーしていた印象です。どう感じましたか?
ブルーノ 厳しい設定に臨む中でデビューしました。3試合とも厳しい体験をしたと思いますが、彼は代表でこういう役割を担ってほしいと言っている中で、厳しい体験でデビューできたのは、ポジティブだったと思います。

――今日の試合に話を移すと、仁部屋和弘選手が復帰しました。
ブルーノ 日本フットサル界にとって、すごく喜ばしい出来事ではないでしょうか。

――彼もリストに入っていますか?
ブルーノ 仁部屋ですか? もちろんです。仁部屋は常に頭に入っています。代表から離れたというより、この数カ月はフットサルから離れていましたからね。試合に戻ってしばらくは、その影響はあるでしょうが、今日見ても、やはり良い感性を持った選手だなというのは見せてくれていたと思います。

記事=futsalX

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