【U-18フットサル女子代表】高い順応性を見せ、後半1ゴールのFP宮本麻衣「スピードがサッカーと全然違います」

流経大メニーナで女子Fリーグの公式戦でプレーし、京都精華高サッカー部にも在籍する宮本麻衣

[9.29 練習試合 U-18女子日本代表 3-6 関東選抜 ミズノフットサルプラザ味スタ]

 AFC女子フットサル選手権タイ2018で、女子代表が準優勝したことで、日本は第3回ユースオリンピックで競技化されたフットサルの出場権を獲得した。そのチームを率いた木暮賢一郎監督が、継続してU-18女子日本代表を率いることとなった。

 だが、男子のU-18全日本選手権が開催されて5年の日本に、女子のU-18の大会は存在しない。フットサルを日常的にやっている選手を選ぶとしたら、女子Fリーグに参戦している選手、トリムカップに出場した選手、そしてU-15女子全日本選手権で活躍した選手をピックアップすることになる。今回、招集された10名は、いずれもその選手たちだ。

 その中で、普段はサッカーをメインにプレーしているのが、京都精華高のFP宮本麻衣だ。

 流経大メニーナの一員として、女子Fリーグの公式戦でもプレーしているが、普段は京都精華高サッカー部に在籍し、スパイクを履いて駆け回っている。

 だが、普段サッカーで鍛えられているフィジカル能力、そしてフットボールセンスは抜群に高い。関東選抜との練習試合では、前半こそ戸惑う場面も見られたが、後半になると得意のシュートを放つ場面も増え、ドリブル突破から1ゴールを記録。木暮監督の下で本格的にフットサルをプレーして、わずか2日で、女子フル代表やその候補が顔をそろえる相手から得点を決めて見せたのだ。

 10月8日に開幕する本大会での活躍にも期待がかかるチーム最年長の18歳に話を聞いた。

 以下、関東選抜戦後のU-18女子代表FP宮本麻衣のコメント

――ユースオリンピック代表に選ばれた感想は?
宮本 自分自身、高校サッカーをしているので、あまりフットサルのことはわからないんですけど、選ばれたからには精いっぱい頑張って、フットサルの魅力を知れるように、楽しんできたいと思っています。
――女子Fリーグの流経大メニーナに登録してフットサルもやっていますよね?
宮本 練習はあまり通えないので、試合だけ参加しています。北海道とかで試合をするときは行けないのですが、関西や福井での試合は行けるように手配してもらっています。
――ご自身でフットサルをやりたいと申し出たのですか?
宮本 自分のチームの監督に「流経大がFリーグに出るけど、入らへんか?」って声をかけてもらって、それで『やろうかな』と思ったのがきっかけです。
――サッカーでのポジションと、得意なプレーを教えてください。
宮本 基本はサイドハーフですが、サイドハーフとトップを行き来していて、両方ともやっています。得意なプレーはシュートです。
――サッカーとフットサルの大きな違いはどのように感じていますか?
宮本 フットサルは切り替えが早くて、スピードがサッカーと全然違います。マンマークに全然ついていけなくて、今、頑張っています。まだまだこれから日を重ねるごとにうまくなれるように、頑張ります。
――今の試合を見ていても、後半はかなり慣れていませんでしたか?
宮本 はい。試合をしたのが今日、初めてだったので、最初はあまり慣れていなくてちょっと焦ってしまいましたが、時間が経つにつれてちょっと慣れてきたかなと自分でも思いました。
――後半のスコアだけでいえば、3-2で上回りましたし、えげつないシュートもありました。
宮本 ハハハ(笑)。ユースオリンピックでも点を取ってきます!
――木暮賢一郎監督は、まだ目標設定をしていないと言っていました。自分たちでは何か、目標を掲げていますか?
宮本 自分たちではメダルを取ろうと言っています。金メダルを持って帰ってきます!
――全員で10人という少数ですが、集団生活をしていてどうですか?
宮本 少ないから、めっちゃみんなとコミュニケーションをとれています。自分も丸岡(の選手)とかが多くて不安だったのですが、自分もみんなと話せています。最年長なので、みんなに楽しんでもらえるように、良い雰囲気づくりを頑張っています。
――サッカーで海外遠征というのは、過去にどれくらいありますか?
宮本 初めてです。サッカーでも一度もありません。
――いきなり長旅で大変ですね。
宮本 ドキドキしていますが、楽しみです! 頑張ります。

記事=futsalX

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