2018.08.15

決勝は大会連覇チーム同士の熱戦! EXILE CUP 2018 北海道大会を制したのはSTS千歳ペレーダ!

北海道大会3度目の優勝を手にしたSTS千歳ペレーダ
サッカー総合情報サイト

 少年たちの夢を育む「EXILE CUP 2018」。小学4年生から6年生を対象に行われるフットサル大会は、今年で9回目を迎える。全国各地で開催される地区大会を勝ち抜いた優勝チームは、愛媛県今治市で行われる決勝大会で集結。その北海道大会が8月7日、写真の町で知られる上川郡東川町にある、東川ゆめ公園サッカー場で開催された。北海道での予選大会は今年で8回目。この日は北海道らしい爽やかな夏空となり、頑張る少年たちのまなざしは、ふりそそぐ陽射しに負けないくらい輝いていた。

 開会式では、DEEPのRYOさん、YUICHIROさん、Happinessの川本璃さんが登場。「皆さんの熱いプレーを楽しみにしています」(RYOさん)、「熱中症に気をつけて元気に頑張ってください」(YUICHIROさん)、「今まで練習してきた成果を、全力で出し切ってください」(川本さん)とそれぞれエールを送った。また、元コンサドーレ札幌のキャプテンで、現在はNPO法人セカンドサポート理事長を務める芳賀博信さんも駆けつけ、会場内にブラインドサッカーの体験ブースを設けた。開会式の最後は大会恒例の「EXダンス体操」でウォーミングアップ。楽しそうにリズムに合わせて体をほぐす子供たちからは先ほどまでの緊張した表情が消え、心までほぐれたようだった。

 開会式が終わるといよいよ道内から集まった28チームがA~Dの4ブロックに分かれ、総当たりの予選リーグがスタート。各ブロックの1位と2位のチームが決勝トーナメントに進む。予選リーグの第1試合ではAGGRE U-12(A)(札幌市)がキックオフからいきなりの得点で周囲を沸かせた。その後の試合でも得点を重ね、6試合で36得点を挙げ、全勝でDブロックを1位通過。2015年、2016年大会を連覇した元王者の風格を見せた。対戦した6チームの中で、唯一1点を奪った上江別Jr.FC(江別市)が、2位で決勝トーナメントに進出した。

 Aブロックでは、元町北サッカースポーツ少年団(札幌市)が6戦全勝で1位通過。北見西(北見市)は、4勝で2位通過を果たした。Bブロックでは、4勝1分1敗で2チームが並び、得失点差で永山サッカー少年団(旭川市)が1位、SCエルニーニョ(札幌市)が2位で通過した。Cブロックを1位通過したNEATH FC(東神楽町)は、2013年、2014年大会を連覇したSTS千歳ペレーダ(千歳市)を破り、6戦全勝。STS千歳ペレーダは2位で決勝トーナメント行きを決めた。

 午後になるにつれ陽射しが強くなり気温も上昇。一方で風も強くなる中、8チームによる決勝トーナメントが行われた。準々決勝では、NEATH FCとSTS千歳ペレーダが対戦。前半でSTS千歳ペレーダが1点を決め、後半にNEATH FCが1点を返す。PK戦の結果2-1でSTS千歳ペレーダが決勝に進出した。もう一方では、上江別Jr. FCがスピーディーな動きと転んでもボールを蹴る粘り強さでAGGRE U-12(A)を攻めた。しかし、AGGRE U-12(A)の長町正司監督が「彼のおかげで今までも勝ち上がってこられた」と認めるゴレイロの對馬孝介君の堅い守りに遮られ、AGGRE U-12(A)が決勝戦へ駒を進めた。

 決勝戦は、大会連覇を経験しているSTS千歳ペレーダとAGGRE U-12(A)の対決となった。どちらも元王者だけある高い技術と攻撃力で、試合はなかなか進展しないままボールの奪い合いが続いたが、均衡を破ったのはSTS千歳ペレーダだった。ゴレイロからのパスを受けた佐藤莉佑君がゴール前までボールを運び、そのままシュートを決めた。その後も一進一退の攻防が続いたが、前半終了直前にSTS千歳ペレーダの柿原成喜君がコーナーキックからのボールを押し込んで追加点を挙げる。後半はAGGRE U-12(A)の積極的でスピーディーな攻撃に、STS千歳ペレーダのゴレイロも立ちはだかったが、ついにAGGRE U-12(A)の小澤秀太郎君がゴール前のシュートを決め1点を返す。しかし、その後はSTS千歳ペレーダが堅実なチームプレーで追加点を許さず、3度目の王者に返り咲いた。

「普段から技術の向上と判断を良くしようと積み重ねてきたので、それが出せたのかなと思います」と、優勝したSTS千歳ペレーダの白木龍一監督は勝因を振り返る。また、「楽しむことが基本。サッカーが楽しいから来ている子たちなので」とも。準優勝のAGGRE U-12の長町監督も「試合で楽しめるように、もっと練習する」と言い、名将の共通した言葉が印象的だった。今治市への決勝大会に向けて、STS千歳ペレーダのキャプテン鳴海雄太君は「判断のスピードや一つひとつの技術をもっと上げて、全国大会でも良い成績を残せるように頑張りたいです」と抱負を語ってくれた。

 今まで培った技術と判断力を発揮し、決勝大会という大きな舞台でも大いに楽しんでほしい。

文=高杉京子 写真=中村圭吾

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