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【ORANGE RANGE×大川藍×sfida座談会】国内最高峰のフットサルリーグ「Fリーグ」の新しい“入口”として

2018.07.20

 沖縄出身のロックバンド「ORANGE RANGE」のボーカルYAMATO、HIROKI、RYOの3人と、アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーであり、人気ファッション誌のモデルとして活躍する大川藍さん、日本最高峰のフットサルリーグ「Fリーグ」のオフィシャルスポンサーである「sfida(スフィーダ)」ブランドを手掛ける株式会社イミオ代表取締役社長の倉林啓士郎が「フットサル」をテーマに語り合った。

 アーティスト、タレント、フットボールメーカーによる異色のコラボ企画はsfidaをきっかけに生まれた。倉林社長は現在、サッカーのJ3リーグを戦うFC琉球のオーナーでもあり、ORANGE RANGEがクラブの公式応援ソングを提供するなど交流がある。と同時に、sfidaとして初めて、応援アーティストに就任することが決まった。一方で大川さんも、この7月からsfidaのイメージガールを担当することになった。

 その就任挨拶の舞台は、6月16日、17日に駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で開幕した「DUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1」。熱戦が繰り広げられる試合のハーフタイムに登場した彼らは、スポットライトに照らされたピッチに立って、多くの観客に歓迎された。

 こうして「フットサルファミリー」に仲間入りした彼らは、今、どんなことを感じているのか──。

写真・構成=本田好伸

フットサルは一度見たらハマるスポーツ

──では、みなさんに「フットサル」を語り合っていただきます。ORANGE RANGEさんと大川藍さんは今回の座談会で初めてお会いしたそうですね。

大川藍 実はORANGE RANGEさんはめっちゃ聞いていました!

HIROKI そんな人がいるんですね……(笑)。

大川藍 それはたくさんいますよ(笑)。

──ORANGE RANGEの皆さんも大川さんのことはもちろん……。

HIROKI そうですね、学生時代から(笑)。

大川藍 いやいや、おいくつですか(笑)。

──早速、本題ですが、今回のFリーグ開幕戦で初めて競技フットサルをご覧になったんですよね?

大川藍 初めてです。サッカーよりもピッチサイズが小さいからなのか、本当に距離が近くて、選手の顔もはっきりと見えますし、躍動感がすごく伝わってきました。ゴールの数も多いですし、本当に盛り上がるシーンが多いなと。ピッチ上の人数が少ないので、見ていても分かりやすいと思います。ドキドキ、ワクワクしました。中学までやっていたバスケットボールと似た感覚もありましたね。

倉林啓士郎 RYOくんもバスケをしていたし、YAMATOくんはNBA好きで番組も持っていたりするよね。

RYO そうそう、僕も初めてFリーグを見てバスケに近いと思いました。でも想像以上に展開がスピーディーでしたし、室内なので音がかなり響くなと。GKが止める音もすごかったし、選手がバチバチとぶつかり合うところやサポーターの声援もそう。すごい迫力があって、画面越しでは伝わらないものがたくさんありましたね。これは一度見たらハマるスポーツだと感じました。

YAMATO 僕も生では初観戦でしたが、すべてに感動しました。目に映る景色、聞こえてくる音、会場でしか味わえない雰囲気など、僕らの音楽もそうですけど、やはり生で味わうものだと強く思いましたね。

大川藍 足技がすごいなとか、細かいところがサッカーよりも見れますよね。ルールを知らなくても見ていられるし、初心者でもすごく見やすいと思いました。

RYO 足技などもいたるところで見られますし、良い意味でオシャレ感がある。一方でバチバチなところもあって、見どころがたくさん。勝手に抱いていたフットサルのイメージが見事に崩されました。

HIROKI サッカーが中心にあるイメージでしたが、別のスポーツですよね。フィジカルも大事だし、常に連動して攻守の切り替えがすごくて休む間も、息をつく暇もない、ずっと楽しめる展開の早さがすごい。

YAMATO 僕も、サッカーしか見たことがなかったので、展開の早さにはビックリしました。僕はバスケをしているのですが、それに近いような攻防というか、こんなにテキパキしていて、切り替えも早くて動くスポーツなんだと改めて感じました。フィジカルの大切さとか、生でしか伝わらないところも多かったですね。テクニックも思った以上にあって、魅せる、華やかなスポーツだなと思いました。

フットサルは生活の延長にある身近なもの


──sfidaはJ3のFC琉球のサプライヤーですし、倉林さんがクラブのオーナーを務めていることで、沖縄出身のORANGE RANGEさんと接点が生まれたんですか?

倉林啓士郎 彼らはずっとFC琉球を応援してくれていたのですが、2016年に私がクラブの代表になった時に、もともと交流があったHIROKIさんとは話をしてきました。それで今年からクラブのアンバサダーになってもらって、公式応援ソングの「Ryukyu Wind」を書き下ろしてもらいました。今度はsfidaがスポンサーをさせてもらっているFリーグも盛り上げてほしいということで、沖縄から来てもらいました。

RYO 来て良かったです。フットサルの試合は本当に切り替えの嵐ですね。僕はフルコートのサッカーも切り替えが面白いと思って見ているのですが、その面白さがずっと続いているような印象でした。

──大川さんは、他にもスポーツ観戦をされているということなのですが。

大川藍 野球は何度か……。

倉林啓士郎 阪神タイガースの大ファンなんですよね?

大川藍 実はそうなんです(笑)。「アイドリング!!!」の時にスタジアムで試合前にライブをさせてもらったことがあるので、サッカーは見たことはありましたよ。

──サッカーは地域ですごく盛り上がりますし、野球もファンが多いですが、そういったスポーツの熱狂をフットサルでも感じてもらえるようになったらいいですよね。

大川藍 女子目線で言えば、フットサルは選手との距離がすごく近いので、ゴールした選手にしても、「あ、何番の選手が決めた」って分かるので「カッコいい!」ってなります。私が見た試合では、名古屋の17番の方が決めたんですよ。会場DJの実況もありましたし、メンバーリストも出ていたので、その選手が八木(聖人)さんということが分かりました。もう八木さんは覚えましたよ。そういうカッコいいなといった感情が出てくるし、顔や姿を近くで見ることができるので、ちょっといいなって。

──それはいいですね。阪神タイガースはいつからファンなんですか?

大川藍 4、5年前からです。

倉林啓士郎 キャラ設定のためですか?

大川藍 違う(笑)! お仕事のためじゃないです! 単純に、見た時に楽しいなって。野球がもともと好きだったわけでもないんですけどね。

倉林啓士郎 地元の出身ですよね?

大川藍 兵庫県の尼崎というところです。

倉林啓士郎 ということは、ヴィッセル神戸にイニエスタも来たし、サッカーも応援してもらいたいですよね。それで、イニエスタにもフットサルに来てもらう。サッカーキングの企画で「イニエスタにフットサルをやらせてみた」をぜひお願いします!

──それはぜひ(笑)。ORANGE RANGEさんは、自然と地元チームを応援するようになったのですか?

RYO そうですね。本拠地の沖縄県総合運動公園陸上競技場が自分たちが住む街のすぐ近くなので「俺たちの街にJクラブがある」って感じで応援しちゃいますよね。

HIROKI 触れる機会やタイミングの回数もありますね。野球であれば、高校野球の甲子園などは、自分の出身高校、同郷の高校が出るだけでも応援したくなりますし、そこからプロ野球の応援にもつながっていきます。サッカーもそういったところがあります。今回のFリーグも、倉林さんを通じたご縁がなければ、もしかしたら一生に一度も見なかったかもしれません。だから何かのきっかけでフットサルを見るようになっていくと、観戦する人の輪が自然と広がっていくのかもしれないですね。

大川藍 今はフットサルをテレビで見る機会はほとんどないですが、私のように知識のない初心者でも簡単に見ることができます。難しいルールも多くはないですし。それに会場の盛り上がり方がすごくて、ハーフタイムとかも音楽が流れていて「すごくオシャレなスポーツ!」ってテンションが上がりました。

倉林啓士郎 開幕戦セレモニーでのR&BシンガーのHI-D(ハイ・ディー)さんによる国歌斉唱も素晴らしかったですよね。フットサルの試合は、そういった演出面でもどんどん盛り上げていきたいと思っています。

──他にも、フットサルはオリジナルブランドも多いですし、フットサルコートでオシャレなユニフォームを着てプレーすることも楽しみ方の一つです。

RYO 今、sfidaのウェアを着てますけど、これはいいですよ。1回着たら抜けられなくなりそう(笑)。普段から着たいですよね。

HIROKI そのままディズニーランドとか行けそうですね。
大川藍 デザインが本当にオシャレですよね。ユニフォームには無地で地味なイメージがあったのですが、ロゴもこのボタニカル柄のデザインも夏っぽくて可愛いです。

倉林啓士郎 ボールにもこだわっていますよ。

大川藍 あ、これですか? すごい! こんなにデザインされたものでもいいんですね。

倉林啓士郎 「sfida」はイタリア語で「挑戦」という意味なんですけど、そういった思いを込めて、15年前からサッカー、フットサルのボールを作ってきました。今はサッカーでも(EAFF E-1 フットボールチャンピオンシップの公式試合球になるなど)トップレベルで使ってもらっていますし、Fリーグでも公式試合球として使用されています。そういうアイテムなどもそうですが、ファッションや選手のキャラクターといったライトなところからもお客さんが増えていったらいいですよね。

HIROKI 確かに、フットサルはすごく入りやすそう。

RYO 何かのきっかけでフットサルを知って、Fリーグを生で見て、速さや音などを感じてもらいたいなと。僕ら自身も入口になりたいですし、まずは一度、試合を見に来てもらうことから始めていきたいですね。

YAMATO 音楽とスポーツは違うものだと思われがちですが、ステージで人前に立って生でやることはあまり変わらないのかなと。生でしか味わえないものはスポーツもライブも一緒だと思います。そういったことを改めて思いましたし、僕たちは音楽を通してですが、Fリーグと一緒に何かできたらいいですね。

大川藍 フットサルって、いろんな会場がありますよね? 自分の住んでいる街で、こんなに身近にあるということを今までは知らなかったですが、すごく気軽で行きやすいです。しかも室内で日焼けの心配もいらない(笑)。今回の駒沢の会場は、日曜日で家族連れやカップルも多かったですし、それこそ公園の散歩がてらフットサルに行くことだってできそうですよね。生活の延長線にある、すごく身近なものだと感じました。

倉林啓士郎 本当にそう思います。サッカーやフットサルを始めとするスポーツと音楽やファッションは、カテゴリーは違っても、人々に感動や勇気を与えるという意味では同じなのかなと。だからこそ、sfidaや企業の活動を通して、そうしたつながりを広げていき、業界の垣根を越えてメッセージを発信し続けていきたいと思っています!

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