FOLLOW US

F2リーグ所属の広島エフ・ドゥが西日本豪雨災害被災地域の子どもたちとフットサル交流会を実施

2018.07.18

 先の西日本豪雨災害で甚大な被害を受けた広島県広島市。この地域にホームタウンを構えるFリーグ(日本フットサルリーグ)のチームがある。今シーズンから2部制となったFリーグのディビジョン2に所属する広島エフ・ドゥだ。

 今月14日に開催を予定していたホーム開幕戦は、災害により開催が危ぶまれた。しかし、ホームアリーナである安佐北区スポーツセンターは安全面に影響がないと判断され、関係各所との協議の結果、予定どおりホーム開幕戦を開催した。また、試合前には隣接する安芸区の矢野小学校、矢野西小学校でサッカーやフットサルをプレーしている子どもたちを招待し、選手たちとの交流会を行った。約2時間にわたる交流会では、選手たちとフットサルをプレーしたほか、フットサルボールやTシャツなどの贈呈、じゃんけん大会や記念撮影を行い、参加した子どもたちが笑顔を見せていた。

 ボルクバレット北九州との試合は、2点を先取した広島が逃げ切り4-2で勝利。交流会に参加した子供たちからも大きな声援が上がった。

 試合後、広島の村上哲哉監督は「試合開催に関して賛否両論がある中、この時期、この場所で試合をする意味を届けようと話し、選手たちは最後まで諦めずに、広島の誇りと責任を胸に、広島のために戦ってくれたと思います。まだまだ被災地は、復旧に時間がかかると思いますが、僕たちにできること、広島エフ・ドゥにできること、そしてスポーツ、フットサルを通して伝えていくことを、責任を持って突き進んでいきたいと思います。長いシーズンが続くので、広島エフ・ドゥの応援、よろしくお願いします」とコメントを残した。

 チームによると選手たちは、自主的にボランティア活動に参加し、土砂の撤去作業などに当たっているという。岩手県出身で、現在広島に所属する佐々木諒は自身のツイッターで「猛暑の中で皆さんが頑張っている姿を見て胸が熱くなりました。そして地元東北の震災で沢山の支援をして頂き、恩返しの気持ちで参加させて頂きました」と復旧への思いを綴っている。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO