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ユースフットサル選抜トーナメント2018…神奈川県選抜の初優勝で幕を閉じる

2018.03.26

大会初優勝を遂げたU-18神奈川県選抜

 23日から25日の3日間にわたり、和歌山ビッグホエール(和歌山県和歌山市)で行われたGAViC CUPユースフットサル選抜トーナメント2018は、U-18神奈川県選抜の優勝で幕を閉じた。

 ユース年代のフットサル選手に試合出場の機会を与え、技術を向上させることを目的とする同大会は、各都道府県の選抜チームのほか、高校のサッカー部、フットサル部の参加も認められている。今大会も岡山県から岡山県作陽高校サッカー部3年生の希望者からなるフットサル部が、香川県から高松北高校サッカー部が出場した。

 初日、2日目の1次ラウンドでは、2016年、2017年大会を連覇したU-18新潟県選抜が振り分けられたグループBで、新潟、U-18静岡県選抜、岡山県作陽高校の3チームが勝点6で並ぶ混戦となる。当該チーム同士の対戦成績や得失点差で順位を決める大会レギュレーションにより、グループ1位となった静岡が決勝ラウンドへと駒を進めた。

 準決勝ではAグループ1位のU-18東京都選抜とBグループ1位の静岡、Cグループ1位の神奈川とAグループ2位、ワイルドカードで決勝ラウンド進出を決めたU-18佐賀県選抜がそれぞれ対戦した。

 打ち合いとなった東京と静岡の対戦は、6分に東京のFP毛利元亮が先制点を挙げると、わずか31秒後にFP萩原真夏の得点で静岡が同点に追いつく。7分には東京FP藤井一真が勝ち越しゴールを挙げ、目まぐるしく試合が動いた。FPイワハシナオキのゴールで再度静岡が追いつくと、前半は2-2で終了した。

 後半立ち上がり、静岡が先手を取り2点をリードするが、東京がFP田島亮の連続ゴールで勢いを得ると、さらに2得点を追加し、静岡を突き放す。タイムアウトを取った静岡はパワープレーから得点を追加すると、試合時間残り22秒でFP山田凱斗が逆転弾を決め、7-6で勝利。決勝へと駒を進めた。

 同時間に行われた神奈川と佐賀の対戦は、前後半を2-2の同点で終え、PK戦までもつれ込んだ。このPK戦を5-4で制した神奈川が決勝進出を決めた。

 どちらも初の決勝進出となった静岡と神奈川の対戦は3分、神奈川FP大治啓介が左サイドからゴールし、先制に成功する。さらなる追加点を狙う神奈川に対し、静岡もFPイワハシ、FP萩原らが攻撃を仕掛けるが、神奈川のGK中澤航の好セーブに阻まれ、得点を挙げることができない。

 すると13分、神奈川FP坂本正哉のシュートがクロスバーに当たり、跳ね返ったところにFP薮内涼也が詰めて追加点。2点を追う展開となった静岡は、タイムアウトを取ると、FP山田凱斗をGKに置きパワープレーを開始する。しかし得点は奪えず、0-2と神奈川リードのまま前半を終えた。

 後半立ち上がり、静岡はカウンターのチャンスを迎える。FP萩原が左足で放ったシュートがゴールネットを揺らし、1点差へと迫った。残り4分を切り、再度パワープレーを仕掛けた静岡だが、得点を奪うことができずに時間が経過する。すると29分、自陣からドリブルを仕掛けたFP萩原が神奈川GK中澤との1対1を制し同点ゴール。失点後、圧力を強めゴールに迫る神奈川だったが、試合は2-2の同点で前後半を終了し、勝敗のゆくえはPK戦に委ねられた。

 静岡の1人目のキッカー、FP石川楓、3人目のFP山田凱斗のシュートをGK中澤が止めた神奈川が準決勝に続いてPK戦を制し、初優勝を遂げた。

 また、大会得点王には決勝戦でも2ゴールを決め、通算で8得点を挙げた静岡の萩原真夏が輝いた。前回大会でも得点王を狙っていたという萩原は「チームはPK戦で負けてしまって悔しいですが、去年はあと一歩届かなったのでうれしいです」とコメントを残した。

得点王に輝いたU-18静岡県選抜の萩原真夏

最終順位は以下のとおり

▼優勝
U-18神奈川県選抜

▼準優勝
 U-18静岡県選抜

▼3位
 U-18東京都選抜
 U-18佐賀県選抜

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