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フットサル大会参加時に覚えておきたいルール『選手交代編』【現役審判によるルール解説】

2017.12.19

サッカーよりもピッチが狭い、サッカーよりも人数が少ない。だが、フットサルはそれだけではない。サッカーに慣れた人たちが戸惑う場面、それはルールにある。民間フットサル大会で笛を吹く現役審判が、参加者によく質問されるサッカーとの違い『フットサル大会参加時に覚えておきたいルール』を解説する。

民間フットサル大会で審判をしています、長嶋です。
フットサル大会開催時に良く質問されるフットサルルールを解説させて頂きます。

今回は『選手交代』です。
フットサルは選手交代が自由です。審判の許可なく選手交代が可能で、1度ベンチに退いた選手も再度出場する事ができます。ですが、注意しなければいけないことがあります。

『フットサル競技規則 2016/2017 第3条 競技者の数』には以下の記載があります。
交代する競技者がピッチから出る前に交代要員がピッチ内に入った場合、また交代で自分のチームの交代ゾーン以外からピッチ内に入った場合、
主審/第2審判はプレーを停止し(アドバンテージを適用できる場合は、即座に止め
ない)、交代の進め方に違反したことで、主審/第2審判はその交代要員を警告し、ピッチから離れるよう命じる。

なんだか難しいですね。
自陣のベンチ前に5m幅の交代ゾーンが設けられています。この、交代ゾーンより「プレーしていた選手」がピッチの外に出てから「交代選手」はピッチの中に入らなければいけません。

民間フットサル大会の参加チームからは、「交代の反側が厳しい!!」と言われることがよくあります。しかしこのルールが遵守されないと、一時的でも選手6人がピッチ上に出場する可能性が出てきます。
また交代ゾーンの場所を守らなければ、極端ですがいきなり相手ゴール横からコートに入ることで決定機が作れてしまい、守備側が圧倒的不利になってしまうかもしれません。フットサルの楽しさを守る意味でも、実はとっても重要なルールと個人的には思っています。

交代は落ち着いて確実に、もったいないイエローカードに気をつけましょう!!

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