2017.08.22

威風堂々! 個の強さとチーム戦術の高さが光ったPIVOが、EXILE CUP 東海大会3連覇!

EXILE CUP 東海大会で3連覇を果たしたPIVO
サッカー総合情報サイト

 小学校4年生から6年生を対象としたフットサル大会「EXILE CUP 2017」の東海大会が13日、三重県・東員町スポーツ公園陸上競技場で開催された。8年目の今年は、東海4県から51チームが集結。9月に愛媛県今治市で行なわれる決勝大会への切符を懸け、30度を超える炎暑に負けず熱戦を繰り広げた。

 大会には特別ゲストとしてCrystal Kayさんが駆けつけ、「チームワークを大切に、思いやりの心を持って一生懸命プレーしてください!」と選手を激励。恒例の「EXダンス体操」で楽しくウォーミングアップを行なった後、いよいよ4チームずつ13ブロック(A〜M)に分かれての予選リーグが幕を開けた。

 初の三重県開催で、初出場チームも多い中、下馬評通りの強さを見せたのが東海大会2連覇中のPIVO(静岡)だった。速いボール回しと多彩なセットプレーで得点を重ね、TST(三重)に12−0、SOUTOKU JSC(三重)に18−0と2桁得点。2015年準優勝した岐阜の強豪LEGARE04/BIANCO CFも7−1の大差で退け、参加チーム最多となる37得点、失点はわずかに1という圧倒的な実力で決勝トーナメントの切符を手にした。
 
 “ガールズパワー”も大会を盛り上げた。不参加チームがあったため、急遽組まれたEXILE CUPスタッフとのエキシビションマッチ。女子単独チームの三重FCクイーンズとの試合に参戦したCrystal Kayさんは、「男の子が多いスポーツの中で、一生懸命プレーする姿がすごくかっこよかった。ガールズパワーで、これからも頑張ってほしい」と話し、自らもゴールネットを揺らして、会場を沸かせた。また、ビニャータ(三重)に所属する中嶋由芽さん、横地ゆきさんの、男子顔負けの力強いプレーも目を惹いた。予選リーグでは二人そろって得点を決め、決勝トーナメント進出に大きく貢献した。

 お昼休憩を挟んで行なわれた決勝トーナメントは、1回戦から2試合がPK戦にもつれ込むなど、拮抗した試合が続いた。既に終了した8つの地域予選では、昨年の優勝チームが次々と姿を消したが、東海でも前回王者のPIVOが苦戦を強いられる。

 同じ静岡県のMARIO FUTSAL SCHOOLとの対戦となった決勝トーナメント1回戦。「良く知っているチーム故に、互いにウイークポイントを潰し合う試合になった」とPIVOの石神恒行監督が語ったとおり、開始早々に先制される“まさかの展開”。望月陸央君の2得点で逆転するも、オウンゴールで試合は振り出しに。PK戦の末、PIVOが薄氷の勝利を掴んだ。この勝利で勢いに乗ったPIVOは、準々決勝で若草スポーツ少年団(愛知)に、準決勝でLEGARE04/BIANCO CF(岐阜)に勝利し、3年連続となるファイナル進出を決めた。

 準々決勝のBRINCAR FC(愛知)対レインボー垂井FC(岐阜)。今夏のバーモントカップ県代表同士の対決は、この日最も息詰まる激戦となった。BRINCAR FCは佐藤俊哉君を中心に、身体を張った守備と奪ってからのスピーディーな攻撃で先制。一方、予選リーグ22得点の高い攻撃力を誇るレインボー垂井FCは、アイデアあふれるプレーと高い決定力でチームを牽引する山口惟博君の同点弾で追いつく。最後まで緊張感のある攻防が続き、1−1のまま決着つかず。7−6でPK戦を制したBRINCAR FCが競り勝った。BRINCAR FCは、続くF.C. TWINS.(愛知)との準決勝でもPK戦の末に勝利。勝負強さを発揮し、決勝へと駒を進めた。

 東海チャンピオンの座をめぐるPIVO対BRINCAR FCの決勝は、両者の持ち味が発揮された好ゲームとなった。開始早々、スコアを動かしたのはPIVOだった。キックオフのボールをゴール前に合わせる「いつもやっている形」で、石川智也君が先制点を決める。一方のBRINCAR FCも慌てることなく、粘り強い守備で応戦。素早い攻守の切り替えからドリブルで一気に仕掛け、こぼれ球を佐藤君が決めて同点に追いつく。両チームともにシュートで終わる意識が高く、思い切りの良いシュートが飛びかう乱打戦。しかし身体を張ったシュートブロックやゴレイロの好セーブに阻まれ、ゴールを割れない時間が続く。 

 均衡を破ったのは、PIVOの武器であるキックイン戦術だった。キックインのロングボールをゴール前にいた星戸成君が頭で合わせて勝ち越すと、徐々に流れはPIVOに傾いていく。後半、辻八雲君のダメ押し弾で突き放すと、この試合初めてPIVOの選手から笑顔がこぼれた。試合はそのまま3−1でPIVOが勝利し、東海大会3連覇を達成した。

 ピッチサイドで熱い視線を送っていたCrystal Kayさんは、「サイコー! 決勝はとてもレベルが高く、個々のテクニックも素晴らしかった。みんなの未来が楽しみですね。またスポーツマンシップにあふれていたのが素敵でした」と満面の笑顔。

 PIVOの石神監督は、「今年のチームはこの3年間の中でも、最も個の力が高く、戦術理解にも優れている。決勝大会は、2年連続で優勝したEDCに敗れて3位だった。今年は頂点を狙いにいきます」と3度目の正直での全国制覇を力強く誓った。

文=山田智子 写真=近藤 駿

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