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初の兵庫対決を制したアルコイリス神戸が2大会ぶり4度目の日本一に輝く

2016.10.31

アルコイリスが2大会ぶり4度目の日本一に輝いた

 全日本女子フットサル選手権が27日から29日に北海道・札幌市の北海きたえーるで開催された。決勝では前回大会女王のSWHレディース(兵庫)と2大会前の女王であったアルコイリス神戸(兵庫)が激突。これまでは兵庫県予選から関西予選に勝ち進めるチームが1チームしかなかったため、全国の舞台で実現することのなかった兵庫対決が、出場チームの枠が変わった今大会で、いきなり実現することとなった。

 前半終了間際の19分、アルコイリスはFP若林エリがゴールを決めて、1点をリードして折り返す。さらに後半5分にはFP関灘美那子が追加点を挙げてリードを広げた。その後もアルコイリスは、SWHレディースの反撃をいなしながら得点を重ねる。後半13分には、左サイドの関灘からの折り返しをFP中野絵美がファーポスト前でオシャレに決めて3点差。さらに後半18分にはキックインからFP山口真梨菜がゴールを決めて、勝利を決定的にした。

 このまま試合は終了し、4-0で勝利したアルコイリスが2大会ぶり4度目の優勝を果たした。敗れたSWHレディースのFP中村茜は「決勝で兵庫県対決ができたことは、念願だったのですが、最高の舞台だったのでもっと良い試合がしたかった。0-4というスコアは完敗なので残念です」と、肩を落とした。

 一方、決勝でも1ゴール1アシストの活躍でチームを頂点に導いたアルコイリスのキャプテンFP関灘は、「前回は地域予選で敗退して悔しい想いをしていたので、今大会は絶対に出場権を得て、優勝しようという強い気持ちを持って臨んでいました。それが形になってうれしいです」と、笑顔を見せた。そして「全国の舞台で兵庫のクラブ同士で決勝を戦うことを、お互い夢に見ていました。2枠にするために動いてくれた方々に感謝したいですし、この舞台で対戦できて本当に良かったです」と、タイトル奪還とともに、ライバルと優勝を争う戦いができたことを喜んでいた。

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