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フウガドールすみだが首位堅守、名古屋オーシャンズとシュライカー大阪も連勝で追走/Fリーグ名古屋セントラル

2016.08.29

 26日から28日の3日間、SuperSports XEBIO Fリーグ 2016/2017 第11節・第12節 名古屋セントラルが、愛知・テバオーシャンアリーナで行われた。

 翌週にホームアリーナ・小田原アリーナでのセントラル開催を控える湘南ベルマーレは、初日にエスポラーダ北海道と対戦。4分にFP浦上浩生のゴールで先制すると、つづく5分にはGK上原拓也がハーフウェイラインを越えてシュートを放ち、追加点を挙げる。2点を先行した湘南だったが、北海道FP堀米将太の2得点で前半のうちに同点にされると、後半も3失点し2-5で敗戦した。中1日で迎えたバサジィ大分との対戦でも、前後半で4点を先取される。FP植松晃都をGKにおいたパワープレーから、その植松が1点を返したが追撃及ばずタイムアップ。2試合をとおし90本以上のシュートを放ちながらも、わずか3得点の湘南は、決定力不足が課題だ。「名古屋、小田原のセントラル3戦で3連勝を目指していた」(横澤 直樹監督)という湘南は名古屋セントラルを2敗で終えた。地元・小田原での巻き返しに期待したい。

 元フットサル日本代表・木暮賢一郎監督率いるシュライカー大阪は初日にアグレミーナ浜松と、2日目に府中アスレティックFCと対戦した。浜松戦では前半で3点を先行。GKを含めた5人全員を、前半のスターティングメンバ―と変更して後半に臨んだ。翌日の府中戦を「決勝戦のつもりで戦う」と重要な試合と見据え、2連戦を戦い抜くプランのひとつを採った木暮監督だったが、「浜松のリスペクトしているいい部分が出た」と話すとおり、後半は1点差に詰め寄られ苦戦する。しかし、33分にFP小曽戸允哉がこぼれ球を押し込み2点差とすると、浜松のパワープレーをしのいで勝利。まずは勝ち点3を獲得した。翌日の府中戦では大阪の得点力が爆発する。前半こそ3-3とシーソーゲームの様相を呈したが、後半には府中の隙をつき6得点を追加。9-4と大差をつけて府中を下した。試合後、木暮監督は「肌感覚でいえば世界レベル。戦術的な部分より激しいぶつかり合い、インテンシティの高いゲームでした。毎日100パーセントの力で取り組み、アスリートとしてプロフェッショナルに戦ってくれた選手たちに“おめでとう”と言いたい」と試合を振り返った。

 ホームアリーナでのセントラル開催となった名古屋オーシャンズは2日目に登場。バサジィ大分と対戦した。拮抗した展開となったこの試合はスコアレスのまま前半を折り返す。39分に大分の6つ目のファウルで第2PKを獲得。これをFPセルジーニョが危なげなく決め、1点を守り切り、初戦を勝利した。つづく2戦目では、昨シーズンまで名古屋のエースを務めたFP森岡薫を擁する、ペスカドーラ町田と対戦。40分間、攻守ともに集中したプレーを見せた両者だったが、決定力で一歩勝った名古屋が3-2で勝利し、このセントラルを2連勝で終えた。両チームの監督、選手が「やれることはやり切った」「レベルの高い試合だった」と声をそろえたこの試合。1分1敗となった町田の岡山 孝介監督は「(今日の試合は)すべてを出し切った結果なので、受け入れて次に向けて進みたい」とコメントを残した。

 暫定首位のフウガドールすみだは、初戦にデウソン神戸の追撃を振り切り5-3で勝利すると、2戦目のヴォスクオーレ仙台戦ではFP稲葉洸太郎のハットトリックの活躍もあり、7-1で快勝。好調をキープしている。新加入のFPチュス、FPケニーが初出場したバルドラール浦安も接戦を勝ち切り2連勝。スペインへの移籍を控え退団を発表したFP深津孝祐の国内ラストマッチに花を添えた。

 今週末には神奈川・小田原アリーナで、第13節 小田原セントラルが行われ、その後中断期間を迎える。中断中の10月8日には、Fリーグの10周年を記念して、リーグ初のオールスター戦を予定している。

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