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Fリーグ2016-17第1節代々木セントラル…優勝候補・大阪、大分、府中が接戦をモノに

2016.06.13

Fリーグの2016-17シーズン第1節が12日に代々木体育館で行われた [写真]=本田好伸

 12日、SuperSports XEBIO Fリーグ2016-2017の第1節、代々木セントラルが国立代々木競技場第一体育館で開催され、前日に続いて3試合が行われた。

 この日のファーストゲームは、ヴォスクオーレ仙台とバサジィ大分の一戦。序盤、仙台が自陣に引いた守備からのカウンターを狙ったことで、大分がボールをキープする展開が続く。すると6分、森村孝志が右サイドからゴールを決めて大分が先制。直後の7分に、仙台の藤山翔太がカウンターから決めて追い付くが、大分は10分に田村龍太郎が決めて再びリードを奪い前半を折り返す。

 後半、28分に仙台が同点に追い付き試合は振り出しに戻ったが、35分に決定的なゴールが生まれる。大分のエース仁部屋和弘が決めて勝ち越すと、これで流れをつかんだ大分は、37分、38分と立て続けにゴールを陥れ、初戦を5-2でモノにした。

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 続く試合は、今シーズンの優勝候補に推されるシュライカー大阪とバルドラール浦安が対戦。その大阪がわずか51秒で、ヴィニシウスの直接FKから先制してペースをつかむ。対する浦安も10分に加藤竜馬の得点で同点に追い付いたものの、そこから3分間で大阪が3得点をマーク。浦安も1点を返したが、前半は4-2で大阪がリードした。

 後半に入り、浦安が勢いを増してチャンスを作り出しながらもゴールを奪えずにいると、34分にヴィニシウスが第2PKを沈め、試合はほぼ大阪のモノとなった。浦安はその後、GKをフィールドプレーヤーと交替したパワープレーで攻め立てて2点を奪い返したが、一歩及ばず。昨シーズンの得点王、ヴィニシウスが開幕からハットトリックを達成する活躍を見せた大阪が、6-4で接戦を制した。

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 代々木セントラル最後の試合は、昨シーズンのプレーオフファイナリスト、府中アスレティックFCと湘南ベルマーレの一戦。5分に府中が山田ラファエルユウゴの豪快なゴールで先制したが、湘南も期待の新戦力、林田フェリペ良孝が前半終了間際にデビュー戦初ゴールを記録して、同点で折り返す。

 後半、湘南がロングボールを多用する戦いを続けたことで府中はペースをつかめずに試合はこう着するが、およそ8カ月ぶりにケガから復帰したエース皆本晃が均衡を破る。37分、渡邉知晃のシュートのこぼれ球に反応したゴール前の皆本がシュートをねじ込み、府中が勝ち越しに成功。さらに38分、中央でボールを奪った完山徹一がGKとの一対一を冷静に決め、3-1として勝負あり。「今シーズンの目標はリーグ優勝であり、そこには、1試合1試合の積み重ねで到達できると思うので、どんな形でも最後に勝ち切ることができたので満足している」(谷本俊介監督)と、開幕戦を白星で飾り安堵の表情を浮かべた。

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 リーグ戦はここから、各地でホーム&アウェーゲームが始まり、まずはプレーオフ進出を目指して、し烈な戦いが続いていく。

■SuperSports XEBIO Fリーグ2016-2017 第1節

会場:国立代々木競技場第一体育館/東京都
開催日:2016年6月11日(土)
【結果】
13:30 エスポラーダ北海道 0-3 名古屋オーシャンズ
17:00 ペスカドーラ町田 3-4 デウソン神戸
19:15 フウガドールすみだ 9-0 アグレミーナ浜松

開催日:2016年6月12日(日)
【結果】
12:30 ヴォスクオーレ仙台 3-5 バサジィ大分
15:30 シュライカー大阪 6-4 バルドラール浦安
17:45 府中アスレティックFC 3-1 湘南ベルマーレ

文・写真=本田好伸

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