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10周年を迎えたFリーグ2016-17が開幕…10連覇を狙う王者・名古屋、神戸、すみだが白星発進

2016.06.12

Fリーグの2016-17シーズンが11日に幕を開けた [写真]=本田好伸

 11日、SuperSports XEBIO Fリーグ2016-2017が開幕。今シーズンも全国12チームによる3回戦総当たりのリーグ戦を行い、上位5チームがプレーオフを戦い、10周年の記念すべきシーズンの王者の座を懸けて争う。第1節は、2日間で全12チームが国立代々木競技場第一体育館に集結する代々木セントラルでの戦いとなった。

 オープニングマッチは、エスポラーダ北海道とリーグ9連覇中の王者・名古屋オーシャンズによる一戦。名古屋は森岡薫の移籍、クラブ創設時から支え続けてきた北原亘、チームの主軸を担ったペドロ・コスタ両選手の引退というなか、ペドロ・コスタ新監督によるチームの再構築を図る状況であり、シーズン前から10連覇を危ぶむ声も聞こえてきていた。そんな名古屋にいきなり土を付けようと挑んだ北海道だったが、試合の主導権は名古屋が握っていた。

 名古屋は、新加入のGK関口優志、安藤良平、育成組織から昇格した橋本優也が先発に名を連ね、フレッシュな陣容で果敢な攻撃を試みる。そして交替で入ったセルジーニョ、シンビーニャ、酒井ラファエル良男がさらなる圧力を掛けていくと、19分にシンビーニャが中央からの豪快なシュートをねじ込み、名古屋が先制した。1-0で折り返した試合は21分、名古屋がオウンゴールで追加点を挙げると、終盤の38分には、シンビーニャからのパスを左の安藤がダイレクトで合わせて3-0として勝負あり。北海道も若手を中心に奮闘してものの及ばず、名古屋が10連覇へ向けて好スタートを切った。

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 第2試合は、ペスカドーラ町田とデウソン神戸の一戦。今シーズンは森岡、室田祐希という大型補強に成功して名古屋の対抗馬と目された町田だが、森岡、守護神のピレス・イゴールを負傷で欠いた開幕戦は、神戸に出鼻をくじかれる。3分にカウンターから相井忍がゴールを挙げると、17分に森洸、稲田瑞穂のゴールで3-0と神戸のペースで試合が進んでいく。

 町田は前半に1点を返し、後半も28分に横江怜が決めて1点差に迫ったものの、試合を左右する次の1点を相手に許してしまう。31分に神戸が相井の2点目となるゴールで再び2点差とすると、町田は篠崎隆樹をGKと交替してのパワープレーで反撃を始め、38分に1点を返したが最後まで追い付くことはできず。神戸は、「試合前に、デウソンが勝つと思っていたのはサポーターくらいしかいなかったと思うので、それもやる気につながった」(山本尚希監督)と、初戦で渾身の勝利をつかみ取った。

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 続く第3試合はフウガドールすみだとアグレミーナ浜松が対戦。開始早々にすみだが渡井博之のゴールで先制すると、10分にも追加点を挙げて前半を2-0でリードする。そして後半、攻撃陣が爆発。多彩な攻撃を披露して7得点を奪うと、守備も無失点に押さえる改心の出来で、9-0と圧勝を収めた。

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 12日は、残りの6チームが登場し、さらなる激闘を繰り広げていく。

SuperSports XEBIO Fリーグ2016-2017 第1節
開催日:2016年6月11日(土)
会場:国立代々木競技場第一体育館/東京都

【結果】
13:30 エスポラーダ北海道 0-3 名古屋オーシャンズ
17:00 ペスカドーラ町田 3-4 デウソン神戸
19:15 フウガドールすみだ 9-0 アグレミーナ浜松

【日程】
SuperSports XEBIO Fリーグ2016-2017 第1節
開催日:2016年6月12日(日)
会場:国立代々木競技場第一体育館/東京都

12:30 ヴォスクオーレ仙台 vs バサジィ大分
15:30 シュライカー大阪 vs バルドラール浦安
17:45 府中アスレティックFC vs 湘南ベルマーレ

文・写真=本田好伸

By 本田好伸

1984年10月31日生まれ。山梨県甲府市出身。日本ジャーナリスト専門学校⇒編集プロダクション⇒フットサル専門誌⇒2011年からフリーとなりライター&エディター&カメラマンとして活動。元ROOTS編集長。2022年から株式会社ウニベルサーレ所属。『SAL』や『WHITE BOARD SPORTS』などに寄稿。

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