G大阪戦に出場した広島FW佐藤寿人 [写真]=春木睦子
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝が29日に行われ、サンフレッチェ広島はヤンマースタジアム長居でガンバ大阪と対戦。FW宇佐美貴史の2ゴールなどで0-3の敗戦を喫し、決勝へ駒を進めることができなかった。
同試合に先発出場した広島FW佐藤寿人は「試合の入り方は良かった」と述べるも、「疲れとかいろいろな部分は確かにあったと思うけれど、そういうのを乗り越えていかなければいけない試合だった。そこで勝てなかったという悔しさは来季につなげていかなければいけない」と敗戦を悔やんだ。
G大阪とのチャンピオンシップで幕を開けた12月は、クラブ・ワールドカップや天皇杯もあり、この日が8試合目。「仕方がない」と前置きしながらも、「すごくきつかった。常にホテルの食事で、やっと帰れたと思ったら天皇杯で長崎へ行ったり、また大阪へ来たりして。家で落ち着いて食事を摂ったり、家族と一緒に過ごす時間もほとんどなかった。ただ、こういうスケジュールの中で試合ができることは喜びでもありました。残念ながら今日でシーズンがおわってしまったので、早く家でゆっくりご飯を食べたいなと。やっぱり広島でゆっくり生活したいという気持ちはありますね」と過密日程に言及した。
そして、「しっかり負けは負けとして受け止めて、その悔しさは来季につなげていかなければいけない。もしかしたら来季一発目のゼロックスでガンバと当たるかもしれないですし。またガンバかよと思われるかもしれないですけど(笑)、僕らとしてはガンバとやったほうが今日の悔しさを晴らせるんで、そういった目で天皇杯のファイナルを見たいなと思います」と、語った。
G大阪と浦和レッズによる天皇杯決勝は、来年1月1日に味の素スタジアムで行われる。
By サッカーキング編集部
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