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宇佐美が娘誕生の祝福弾2発…G大阪、万博最終戦制して天皇杯連覇に前進

2015.12.26

鳥栖戦で2ゴールを決めたG大阪FW宇佐美貴史 [写真]=Getty Images

 第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝が26日に行われ、ガンバ大阪サガン鳥栖が対戦した。

 G大阪がホームの万博記念競技場で鳥栖と対戦。昨年王者のG大阪は、ラウンド16で川崎フロンターレを2-0で倒してベスト8進出を決めた。来季から新スタジアム「市立吹田サッカースタジアム」に本拠地を移すため、“万博ラストマッチ”で、2連覇へ向けて勝利を狙う。対して鳥栖は、モンテディオ山形と4-3の打ち合いを制して8強入り。2013年以来、2年ぶりの準決勝進出を目指す。

 試合の立ち上がりは鳥栖が主導権を握るが、徐々にG大阪ペースに。21分、G大阪は右CKの流れから、左サイドからのクロスに今野泰幸が頭で合わせるが、シュートは枠の右に逸れた。24分には倉田秋とのワンツーから、遠藤保仁がペナルティエリア手前で右足シュートを放つが、枠を捉えられなかった。

 すると26分、G大阪が先制に成功する。倉田からのロングパスに反応し、エリア内中央へ飛び出した宇佐美が、右足トラップから、すぐさま左足を振り抜いてシュートをゴール右隅に決めた。24日のクリスマス・イブに第1子となる長女が誕生したばかりの宇佐美は、父親としての初ゴールを“おしゃぶりポーズ”で喜び、チームメイトとともに“ゆりかごダンス”のパフォーマンスで祝福した。前半はG大阪が1点リードで折り返す。

 後半に入って62分、鳥栖が同点ゴールを獲得する。左サイドのペク・ソンドンのクロスを、エリア内右の吉田豊がゴールライン際で、ダイレクトで折り返す。GK東口順昭が反応するが、ボールは左脇をすり抜けてゴール前に流れると、早坂良太が押し込んでゴールネットを揺らした。

 77分、ゴールネットが外れるハプニングが発生。約5分間の試合が中断した。再開してG大阪が立て続けに得点を挙げて試合を決める。86分、倉田のパスを途中出場の長沢駿がヒールで落とす。反応した宇佐美が、エリア手前中央でワントラップから左足を振り抜き、シュートをゴール左隅に突き刺した。さらに87分、相手DFのバックパスミスに反応した長沢がダイレクトで右足シュートを沈めて、リードを2点に広げる追加点を奪った。

 後半アディショナルタイム入って91分、G大阪は宇佐美を下げて明神智和を投入した。試合はこのままタイムアップ。G大阪が3-1で“万博ラストマッチ”を制し、準決勝に駒を進めた。G大阪は、29日にヤンマースタジアム長居で行われる準決勝でサンフレッチェ広島と対戦する。

【スコア】
ガンバ大阪 3-1 サガン鳥栖

【得点者】
1-0 26分 宇佐美貴史(G大阪)
1-1 62分 早坂良太(鳥栖)
2-1 86分 宇佐美貴史(G大阪)
3-1 87分 長沢駿(G大阪)

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