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タイリーグ王者チェンライ・ユナイテッドがACL初白星…GS突破の可能性残す

2020.11.28

大会初出場のチェンライ・ユナイテッドが初白星を挙げた [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節が行われ、グループEでは28日にタイのチェンライ・ユナイテッドが初勝利を挙げた。

 3日前に行われた第3節でも対戦したFCソウル(韓国)との連戦となったが、前節ではFCソウルが5-0で快勝。ACL本戦初出場で開幕から3連敗中のタイリーグ王者チェンライ・ユナイテッドは、クラブ史上初の勝ち点獲得を目指して再びFCソウルに挑んだ。

 チェンライ・ユナイテッドは新戦力のブラジル人FWジャジャに代え、同じくブラジル人のビルを起用するなど、前節からスタメン4人を入れ替えた。前節同様に序盤からFCソウルがボールを支配する展開となったが、チェンライ・ユナイテッドも鋭いカウンターでゴールに迫る。40分、チェンライ・ユナイテッドはタイ代表の新星エカニット・パンヤが左サイドを突破し、ビルが決めて待望の先制点を挙げた。

 後半に入って52分にFCソウルがPKを獲得したが、これはチェンライ・ユナイテッドのGKアピラック・ウォラウォンがセーブ。しかし、FCソウルは59分にコーナーキックからパク・チュオンが決めて同点とした。1-1のまま試合は進み、89分、チェンライ・ユナイテッドはタイ代表MFシワコーン・ティアトラクンのパスに再びビルが合わせてゴールし、そのまま2-1で勝利した。

 グループEは北京国安(中国)が4連勝で首位に立ち、勝ち点6でFCソウル、勝ち点3でメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)とチェンライ・ユナイテッドと続く。初勝利でグループステージ突破の可能性を残したチェンライ・ユナイテッドは、30日にメルボルン・ビクトリー、12月3日に北京国安と対戦する。

文=本多辰成

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