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躍動した新戦力アダイウトン、鮮やかループ弾は「前半からチャンスがあると…」

2020.01.28

チーム2点目を記録するなど勝利に貢献したアダイウトン [写真]=三浦彩乃

 AFCチャンピオンズリーグ・プレーオフが28日に行われ、FC東京は2-0でセレス・ネグロス(フィリピン)を下し、本戦出場を決めた。

 昨季、強力ツートップを形成したディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑が不在の中、圧巻の存在感を放ったのがジュビロ磐田から加入した新戦力、アダイウトンだった。

 この日、味の素スタジアムのピッチは激しい雨の影響で最悪のコンディションだったが、「どんな状況だろうと僕らは勝たなきゃいけない」という思いで臨んだアダイウトンは、前半からスピードを生かして相手ディフェンスラインの背後を狙い、脅威を与えていた。

 さらに「前半からゴールキーパーが前に出ていたので、チャンスがあると思っていた」とピッチコンディションが悪い中でも冷静に状況を分析。後半には「長いドリブルをしたときにもゴールキーパーが前に出る動きをしていたのが見えた」という。

 結実したのは後半終了間際だった。1点リードで迎えた89分。自陣センターサークル付近で味方のクリアボールを拾ったアダイウトンは、長くボールを蹴り出すドリブルで一気にディフェンダーを置き去りにすると、ペナルティエリア手前からループシュートを放つ。飛び出したGKの頭上を超えたボールがネットに吸い込まれ、試合を決定づける2点目となった。

 移籍後初の公式戦で見事に結果を残したアダイウトンは、「見て分かる通り、サッカーができる状態ではなかったし、チームも本来のプレーはできなかったけど、みんなで戦って勝てたことが嬉しい」と全員で掴んだ勝利だということを強調。それでも、「ゴールを決めることができて、サポーターも喜んでくれたと思う。パワーやスピードといった自分のストロングポイントがいくつか見せられて、チームに貢献できてよかった」と嬉しそうだった。

 本戦出場を決めたFC東京は11日にグループステージ第1節で蔚山現代(韓国)と対戦する。


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