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『悔し涙が出るまでやり切ったか?』ACL敗退の柏、横断幕に主将・大谷は…

2018.04.08

試合前に柏サポーターが横断幕を掲げた [写真]=J.LEAGUE

『ACL優勝を掲げながら、この無様で散々な結果をどう捉える? 悔し涙が出るまでやり切ったか? 簡単に切り替えるな。次だ次だではない。ACL予選敗退という事実から目を背けるな。この屈辱的な敗退を心に刻め』

 明治安田生命J1リーグ第6節・サンフレッチェ広島戦の試合前、柏レイソルサポーターは辛辣な横断幕を掲げた。


 4日に行われたAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節、突破のためには勝利が絶対条件の中で全北現代(韓国)に完封負け。窮地に追い込まれると、試合終了後の約2時間後にライバルの天津権健(中国)が勝利を収め、ひっそりと柏のACL敗退が決定した。5試合を終えた段階で1勝1分け3敗の勝ち点4。『柏から世界へ』をスローガンに掲げ、国際舞台での躍進を目指していただけに、この成績には納得がいかなかったのだろう。

 柏サポーターが掲げた横断幕について、主将の大谷秀和はこう感想を述べる。

「やんなきゃならないし、見ている人に伝わる試合をしないといけないと思います。ACLに対してレイソルがどういう姿勢で臨んでいるのか。本当にあっけなく終わってしまったし、自分たち次第で何とでもなった部分もあったはず。どれだけの選手がもう一度ACLに出たいと思うのか。サポーターのメッセージを見て、しっかりと振り返らないといけないなと思いました」

 その広島戦は後半に猛攻を仕掛けるも無得点で敗戦。「ボールへの執着心も含めて、泥臭いところを出さないといけないし、チームとしてもっともっとできると思うので。そういう泥臭い部分は間違いなく足りないので、サポーターが出していたメッセージを体現する試合をしないといけないと思います」と大谷は語る。

 現在は2勝2分け2敗の8位。再び柏から世界の舞台に挑戦するためには、Jリーグで好成績を残すしか道はない。

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