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上海上港、ベスト布陣で決勝進出なるか…オスカルは“雪辱”に燃える

2017.10.18

オスカルは埼スタで雪辱を果たせるか [写真]=Sport Images/Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ2017準決勝東地区第2戦が、浦和レッズの本拠地・埼玉スタジアム2002で18日19時30分から行われる。

 9月27日に上海上港の本拠地・上海体育場で行われた第1戦、21本ものシュートを浴びせるなどゲームを支配しながら1得点に止まり、逆に虎の子のアウェイゴールを許し、1-1のドローで終えた上海上港。17日の中国主要スポーツメディアは、敵地での第2戦に臨む上海上港を一斉に報じた。

「騰訊体育」は、第1戦を累積警告で欠いたGK顔駿凌など主力選手の戦列復帰により、アンドレ・ビラス・ボアス監督率いる上海上港が最強布陣で埼玉スタジアムに向かったと報じている。

 上海上港と浦和は今季4度目の対戦。これまでの対戦は1勝1分け1敗だったものの、内容的には3試合とも上海上港が浦和を圧倒しているとした。

 敗北を喫したグループステージでのアウェイゲームでは、フッキの不在やオスカルの2度に渡るPK失敗という不調に見舞われ、先の準決勝第1戦のホームゲームでは、尽くゴールポストに嫌われるなどの不運により勝利から見放されたと記している。

 一方で、今晩の第2戦に挑む浦和にも出場停止の選手がおらず、ベストの布陣で上海上港を迎えるとしている。槙野智章の談話を引用して、この準決勝を勝ち上がることと、10年ぶりのアジア制覇が浦和の今季最大の目標だとした。

 また、昨17日に40歳の誕生日を迎えたビラス・ボアス監督の談話として、第1戦で印象的な活躍を見せた浦和の10番(柏木陽介)への警戒心を述べるものの、第1戦と同様にゲームを支配した上で、少なくとも2得点を奪い浦和に勝利することを確信していると報じている。

「体壇周報」では、上海上港が今季の中国スーパーリーグのタイトルから遠のいたことで、この大会でのアジア制覇に全力を傾けるとして、来月開催予定の決勝戦に勝ち残っているCFAカップと合わせてのタイトル獲得に照準を向けたとしている。

 先週末の中国スーパーリーグで、FW武磊の2ゴールなどの活躍がありながらも、リーグ最下位に低迷する遼寧開新との痛恨のドロー劇を演じた上海上港は、首位を走る広州恒大との勝ち点差が残り3節の時点で6まで開いたことで、リーグタイトルの可能性がほぼ消滅した。

 また、先のリーグ戦を累積警告により欠場したフッキが、ミッドウィークのこの試合に向けて万全の準備を整えていることと、グループステージで大ブレーキを演じたオスカルの雪辱戦となることで、両選手の活躍により上海上港が浦和を上回るだろうと結んでいる。

文=池田宣雄(香港)
協力=アジアサッカー研究所

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