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鹿島が蔚山に4発快勝、金崎の2ゴールなどでACLグループ突破間近に

2017.04.26

鹿島が蔚山を下した [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017グループステージ(GS)第5節が26日に行われ、蔚山現代(韓国)と鹿島アントラーズ(日本)が対戦した。

 グループEで2位につける鹿島。同グループのムアントン・ユナイテッド(タイ)がブリスベン・ロアー(オーストラリア)と引き分け以上の場合、鹿島は勝利すればグループ突破が決まる。先発にはDF昌子源やMFレオ・シルバ、FW金崎夢生らが名を連ねた。

 最初にチャンスを作ったのは蔚山。2分、右CKから最後はハン・サンウンが頭で合わせたが、GKクォン・スンテが落ち着いて処理する。続く7分、蔚山のミスラフ・オルシッチがドリブルでエリア内に侵入してシュートを放つが、ボールはわずかに枠を外れた。序盤は蔚山のペースで試合が進む。

 一方の鹿島は25分、レオ・シルバのスルーパスから遠藤康が裏に抜け出すが、ここは惜しくもオフサイドの判定。さらに27分、今度はペドロ・ジュニオールがスルーパスに反応したが、相手GKがパスをカットした。アウェイの鹿島が徐々に攻勢をかけ始める。

 34分、鹿島はエリア後方でパスをつなぎ、最後は永木亮太がロングシュートを放つ。しかし、相手のGKキム・ヨンデが得点を許さない。36分にはFKから昌子がヘディングでシュートしたが、枠をとらえることができず。蔚山が押し気味で進んだ試合はスコアレスで前半を折り返す。

 後半開始早々に試合が動く。52分、土居聖真がエリア内からシュートを打ち、GKが弾いたところを金崎が押し込みゴール。鹿島が待望の先制点を奪う。さらに54分、ペドロ・ジュニオールがドリブルで持ち込みシュートを放つと、これがゴール左隅に決まり、鹿島が一気に点差を2点に広げた。

 2点リードしてもなお、鹿島は攻撃の手を緩めない。67分、バックパスを受けた相手GKが空振りしたところを金崎が拾い、落ち着いてゴールに流し込んだ。その後、鹿島は2得点の金崎に代えて鈴木優磨を投入する。

 すると90分、レオ・シルバが豪快なミドルシュートを決めて4点目を挙げた。その後、蔚山は反撃を試みるものの、鹿島の堅い守備を前にチャンスを作ることができない。

 試合はこのまま終了。鹿島が蔚山を4-0で下し、他会場の結果次第でグループステージ突破が決まる状況に持ち運んだ。次節、蔚山は5月10日にブリスベン・ロアーと、鹿島はムアントン・ユナイテッドと対戦する。

【スコア】
蔚山現代 0-4 鹿島アントラーズ

【得点者】
52分 0-1 金崎夢生(鹿島)
54分 0-2 ペドロ・ジュニオール(鹿島)
67分 0-3 金崎夢生(鹿島)
90分 0-4 レオ・シルバ(鹿島)

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