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元広島の高萩が決勝弾…昨季アジア王者のW・シドニーが鹿島を下す

2015.02.25

ACL鹿島戦で先発出場したW・シドニーの高萩(中央) [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージの開幕戦が25日に行われ、グループHでは鹿島アントラーズが、DF田中裕介とMF高萩洋次郎の所属するウェスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦した。

 4年ぶり6回目のACL出場となった鹿島が、ホームの茨城県立カシマサッカースタジアムに、昨年のACL覇者であるW・シドニーを迎えての一戦。田中と高萩も先発出場している。

 ファーストシュートは3分、柴崎岳からのパスをエリア手前の中央で受けた土居聖真が、思い切ってシュートを放つが枠を外れた。さらに鹿島は7分、右サイドでFKを獲得し、キャプテンの小笠原満男が低く速いボールをDFとGKの間に入れる。するとニアのDFが空振りし、中央の昌子源が胸で押し込もうとするが、GKディーン・ブザニスがなんとかキャッチ。

 24分、鹿島は西大伍が右サイドからクロスを入れると、高崎寛之が右足で合わせるが、相手DFのブロックにあってゴールとはならない。29分には、カイオのスルーパスでエリア内左に抜け出した高崎がシュートを放つが、これもブザニスが弾き出した。前半アディショナルタイム、鹿島は山本脩斗がエリア内でDFを1人かわしてフリーで右足を振り抜くが、枠の左に外れた。

 鹿島は右サイドを中心に攻めるが、精度を欠いてゴールを奪えず、スコアレスドローで前半を折り返す。

 後半に入って46分、W・シドニーは鹿島DFのクリアボールをエリア内右で受けた田中がシュートを放つが、GK曽ヶ端準がキャッチ。すると54分、右サイドからW・シドニーがロングスローを入れると、ファーサイドまで流れてマーク・ブリッジが右足でボレーを放つ。そこに昌子が反応し足を出すと、ボールはゴールに突き刺さり、鹿島がオウンゴールで先制点を献上した。

 しかし、先制を許した鹿島が68分に試合を振り出しに戻す。右サイドでDFをかわしたカイオがエリア内右に侵入しマイナスの折り返しを入れると、中央で土居が合わせてネットを揺らした。

 85分、右CKを獲得した鹿島は、柴崎が中央にボールを送ると、昌子が頭で合わせるがブザニスが正面でキャッチ。W・シドニーは86分、高萩がエリア内左に突破しマイナスの折り返しを入れると、ブリッジがシュートを放つ。DFラインぎりぎりにいた高萩が軽く触り、ゴールに吸い込まれて、W・シドニーが勝ち越しに成功した。

 後半アデイショナルタイムに入って93分、高い位置でボールを奪ったW・シドニーは、高萩が前線にパス。ボールを受けたブリッジが、エリア手前の中央からシュートを放つと、ゴール右に決まり追加点となった。土壇場でW・シドニーがリードを2点に広げた。

 試合はこのまま終了し、高萩が決勝点を奪ったW・シドニーが鹿島に3-1で勝利した。

 鹿島は次節、3月4日にアウェイでソウルFCと対戦。W・シドニーは同日に広州恒大をホームに迎える。

【スコア】
鹿島アントラーズ 1-3 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ

【得点者】
0-1 54分 オウンゴール(昌子源)(W・シドニー)
1-1 68分 土居聖真(鹿島)
1-2 86分 高萩洋次郎(W・シドニー)
1-3 90+3分 マーク・ブリッジ(W・シドニー)

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