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2年ぶりACLの柏、韓国王者に終始劣勢も猛攻に耐えてドロー

2015.02.24

突破を図るレアンドロ(中央) [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節が24日に行われ、韓国の全北現代と柏レイソルが対戦した。

 今シーズンから吉田達磨監督が率いる柏は、17日に行われたプレーオフでタイのチョンブリFCを延長戦の末に3-2で撃破し、2年ぶりの本大会出場。初戦は大谷秀和レアンドロ工藤壮人らが先発出場した。

 試合は序盤からKリーグ王者の全北現代がペースを握り、4分にはイ・ジェソンがヘディングシュートで柏ゴールを脅かす。オフサイドの判定で得点は認められなかったが、その後も積極的なプレーで柏を圧倒した。

 20分を過ぎても試合展開は変わらない。柏はレアンドロにボールを集めようとするが、全北現代の素早い寄せに苦しみ、シュートシーンを作り出すことができなかった。逆に27分、イ・ジェソンに裏を取られると、クロスバー直撃のシュートを許した。

 柏を圧倒する全北現代は42分、エドゥーが左サイドを突破。ゴール前にクロスを入れると、ファーサイドのハン・ギョウォンがヘディングシュートでゴールを狙う。しかし、柏はGK菅野孝憲が好セーブを見せてピンチを防いだ。

 迎えた後半も主導権を握ったのは全北現代。縦へシンプルにボールを入れると、エドゥーやハン・ギョウォンらを中心に攻撃を仕掛けた。一方、柏は52分に武富孝介のパスからゴールに迫るが、右サイドを駆け上がったキム・チャンスには通らなかった。

 無得点のまま試合が経過すると、全北現代が先に動く。56分にレオナルドを投入して攻撃を活性化。交代直後にはレオナルドが左サイドでドリブル突破からFKを獲得する。角度のない位置からエニーニョが直接ゴールを狙ったが、このシュートは菅野が防いだ。

 柏も60分に工藤に代えてクリスティアーノを、69分には栗澤僚一に代えて茨田陽生をピッチに送り出すが、試合の流れは変わらず。主導権を握ることができない柏は集中した守備で猛攻に耐えた。

 終盤も全北現代が攻め込むが、ゴール前でのプレーに精度を欠き得点は生まれず。結局、試合はこのまま0-0でタイムアップ。終始劣勢だった柏だが、守備陣の奮闘によりアウェーで勝ち点1を獲得した。

【スコア】
全北現代 0-0 柏レイソル

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