J王者の広島、小野所属W・シドニーに先勝…初のACL8強に前進

 AFCチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦ファーストレグが7日に行われ、昨季のJ1王者であるサンフレッチェ広島とMF小野伸二の所属するオーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズが対戦。小野はベンチスタートだった。

 グループFを2位通過した広島は、グループHを首位突破したウェスタン・シドニー・ワンダラーズをホームに迎えた。前半は互いに決め手を欠き、スコアレスでの折り返し。しかし、迎えた51分に石原直樹が均衡を破る。右サイドから中央に切れ込んだ柏好文のグラウンダーのクロスを右足で合わせて、シュートを流し込んだ。

 リードした広島に対して、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズは64分に小野を投入。しかし、広島は直後の65分に石原がループシュートで追加点を挙げ、点差を広げた。

 2点のリードを得た広島だったが、77分に塩谷司がペナルティエリア内でファウルを犯し、PKを献上。トミ・ユリッチにシュートを蹴り込まれ、1点差に詰め寄られた。

 追い上げられた広島だが、試合終了間際の後半アディショナルタイムに左サイドから柴崎晃誠の蹴ったボールがそのままゴールイン。再び2点差をつけると、逃げ切りに成功して3-1と快勝を収めた。初のベスト8進出を狙い、14日にウェスタン・シドニー・ワンダラーズのホームで行われるセカンドレグに臨む。

【スコア】
サンフレッチェ広島 3-1 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ

【得点者】
1-0 51分 石原直樹(広島)
2-0 65分 石原直樹(広島)
2-1 77分 ユリッチ(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)
3-1 90分 柴崎晃誠(広島)

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