2013.04.04

Jリーグと“再会”した鄭大世…意気込み空回りでPK2本失敗を猛省/ACL

PK2本を失敗し、反省の弁を口にした鄭大世 [写真]=徳原隆元

 試合終了を告げるホイッスルが鳴った瞬間、天を仰いで首を傾げた。2本のPKを外し、チームは大敗。この試合にむけて意気込んでいたストライカーにとっては、まさに散々な結果となってしまった。

 今シーズンから朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の選手としてKリーグに移籍し、話題を集めた鄭大世。川崎フロンターレからドイツに渡ってケルンと契約したが、出場機会を求めて再度の移籍を決意する。

 水原三星ブルーウィングスの14番を背負って柏レイソルを迎え撃った彼にとっては、初となるJクラブとの対戦。前半に鮮やかな反転からゴールを決めたかと思われたが、これは惜しくもオフサイドの判定。チームが連動性を欠いて思うようにボールを受けられず、中盤に下がったりサイドに流れたりしてチャンスメークも担ったものの、柏の有機的なサッカーに圧倒されてしまう。後半、追加点を奪われた直後に反撃弾を呼び込むシュートを放つなど存在感は見せたが、試合は2-6で大敗。思いの強さを結果で現すことはできなかった。61分には自ら得たPKを蹴るも、何度もセッティングし直したボールはバーのはるか上へ。後半アディショナルタイムにも再びPKキッカーを務めたが、今度はゴール右へと外してしまう。「ペナルティスポットの芝が剥がれていることは試合前から分かっていて、すごく気にしていた。それでも決めなきゃ」と猛省した。

 試合後、レイソル戦の感想を聞かれた鄭大世は、「Jリーグのチームと対戦するのは、めっちゃ意識してましたよ。それだからなのか、前半からボールが足につかなかった。Kリーグでは調子がいいのに……。柏は落ち着いてボールを回していて、ビルドアップするだけじゃなく、中距離のパスも効果的に出してきた。そこに手を焼いた。向こうは決めるべきところで決めてきた。今日は悔しさを通り越して負け試合。来週すぐに再戦できるので、この借りを返したい」とコメント。早くも1週間後の“日本凱旋試合”に頭を切り替えていた。

文=青山知雄(Jリーグサッカーキング編集長)

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