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日本フットゴルフが大きく進化、フットゴルフW杯閉幕

2018.12.19

写真は男子の部で優勝したアルゼンチンのマティアス・ペローネ

 フットゴルフの第3回ワールドカップは、現地時間16日に最終日の競技を終え、総勢22名が参加した日本代表は男子の部で鈴木秀成が通算イーブンパーで20位タイ、女子の部では前田春香が通算27オーバーで単独16位、阿漕洋子が通算30オーバーで18位タイと3名がトップ20入りを果たした。

 前回大会の雪辱に燃える日本代表が大きな進歩を遂げた。中でも実力を示したのは滑り込みで日本代表入りを果たした鈴木。通算4オーバーでスタートした最終日に4アンダー66と会心のスコアをマークした。2016年1月のアルゼンチンで行われた前回W杯では冨沢和未の通算10オーバー80位タイが日本人最高位だったが、鈴木は350名を越す選手が参加した中でこの記録を一気に更新した。

 今大会では、第2ラウンドで約半数が予選落ちし、第3ラウンドでは上位100選手のみが最終ラウンドに進むセカンドカットが実施されたが、日本勢では鈴木、冨沢(73位タイ)、八谷紘希(86位タイ)の3名が最終ラウンドでプレー。さらにW杯初開催となった女子の部では、前田と阿漕がトップ20入りし、各国ともに競技レベルが急速に進化する中で、日本がフットゴルフ先進国の一つであることを示したと言える。

 また、日本代表は団体戦では1回戦となるベスト16でスロバキアに3勝4敗と一歩及ばず涙を飲んだが、大会を通じた各国上位4名のスコアの合計で表す国別ランクでは10位。サッカー大国のブラジル、メキシコよりも上位につける健闘を見せたことは評価に値する。

 大会は男子の部では、アルゼンチンのマティアス・ペローネが通算16アンダーで優勝。単独2位には世界ランクトップのベン・クラーク(英)が通算14アンダーで入った。またサッカー元アルゼンチン代表のロベルト・ファビアン・アジャラが1打差で通算13アンダー3位。最終ラウンドの最終18番パー4では、50ヤード近くある距離をねじ込みイーグルで締め、会場を狂喜乱舞させるなどスーパースターらしい活躍を見せた。女子の部では世界最強のソフィ・ブラウン(英)が優勝した。

 次回大会は2020年を予定。現在のところ日本、アメリカ、そしてイタリアが開催地として立候補すると言われており、2年後の日本開催が決まればフットゴルフがさらに注目を浴びることになる。

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