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田嶋会長がビーチサッカー日本代表を視察「カリオカの指導を見たかった」

2018.05.23

ビーチサッカー日本代表のラモス瑠偉監督と抱擁を交わしたJFAの田嶋幸三会長

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が5月23日、兵庫県明石市で行われているビーチサッカー日本代表候補のトレーニングキヤンプを訪問し、およそ2時間のトレーニングを見学。ラモス瑠偉監督、選手たちを激励した。

 ラモス監督の就任記者会見で「次の世界大会でトップを目指す本気度がカリオカ(ラモス監督の愛称)から伝わってきている。それを後押ししたい」と話していた田嶋幸三会長。「カリオカの指導を見たかった」と、北澤豪フットサル委員長とともにビーチに足を運んだ。

 ラモス監督は練習後、選手たちに「大至急集まれ」と声をかけ集めると、田嶋会長と北澤委員長が選手たちの輪に加わった。

 田嶋会長が選手たちのモチベーションを上げる。「代表チームは、サムライブルーも他の代表チームも上とか下とかはない。誇りをもってやってほしい」。田嶋会長はラモス監督と抱擁し、選手たちと和やかな雰囲気で記念撮影をして交流した。

 ラモス監督は田嶋会長の訪問について、「選手たちにはいつも、もっとビーチサッカーの環境をよくするためには、『まず俺たちがなんとかしないと、ご褒美をもらえないよ』って話をしている。そこに、田嶋さんが来てくれて、北澤委員長も来てくれてさ、雨の中ずっと、じっくり選手を見守ってくれている姿を見ると、ジーンときた。嬉しかったね」。そう言って笑顔を見せた。

 そして、続けた。「もしかしたら、いろんな人がビーチサッカーやフットサルを日本代表のお荷物だと思っているかもしれない。そうじゃなくて、力を入れようとしていることを選手たちに伝えるために、今日わざわざ田嶋さんが来てくれた。めったにないよ。それを選手たちが感じろって!」。

 そう吠えたあと、ラモス監督は「こいつらを磨かないと!」と言いながら、また笑顔に戻って、選手たちの待つホテルに帰っていった。

「もう一回W杯に出て世界を驚かせたい」というラモス監督。まずは、6月のポルトガルでの大会に向けて、誰よりもビーチを愛するラモス監督の熱血指導が続く。

写真・文=Noriko NAGANO

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