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「また見たい」チームになるために…貫き通す“静学スタイル”

2018.03.26

「チームが強いだけじゃ、ウチはダメ」。静岡の名門、静岡学園の川口修監督は真剣な表情で言い切る。今年はMF清水綾馬主将、FW塩浜遼、MF神田凛星、CB江口正太郎ら下級生から経験を積んできた選手たちを擁し、2月の静岡県新人戦で優勝に貢献したGK ヘッペル舞恵瑠やFW松村優太といった台頭中の選手たちもいる。指揮官も認めるように各ポジションに力のある選手たちの名が並ぶが、チームが目指すのは“スペシャルな選手”の育成、そして“スペシャル”な選手が11人揃っているようなチーム。まだまだ、突き抜けた選手はいない。3月中旬に行われたトレーニングで選手たちは足、肩、頭を使ってのリフティングやドリブル、5対5のシュートゲーム、そしてハーフコートでの10対10で“静学スタイル”のベースとなるテクニックとそのテクニックを活かす術を必死に磨いていた。

「どのユニフォームを着ていてもアイツ、いいなと言われる選手」(川口監督)になるための挑戦。そして、個、グループの崩し、ゴールによって自分たちの試合を見た人々が「また見たい」と思うようなチームになることへの挑戦だ。もちろん、多くの人に見てもらうためには全国大会で上位に食い込まなければならない。だが、静岡学園は以前と変わることなく、他校のような対戦相手の分析や、相手によって自分たちのサッカーを変えることをしない。結果にこだわるのではなく、何よりも個の向上を求め、試合では自分たちのテクニカルなスタイルを貫いて、終わって見れば圧倒的な内容で「勝っていた」というような集団を目指す。

 この日はミズノ社製ニュースパイクの『MONARCIDA 2 JAPAN』や『MONARCIDA 2 WIDE』の試履きが行われていた。153cmの注目テクニシャン、神田が『MONARCIDA 2 NEO JAPAN』について「自分の特長を活かしたプレーができると思う」と、彼らがこだわるプレーをピッチで表現してくれる一足を賞賛。他にも「(ボールを)裸足で触っているような感じ」「一歩目を速く動ける」「蹴りやすい」という声のあったミズノ社製スパイクは、静学の足技をより際立たせそうだ。

MF 清水綾馬

新人戦で優勝して、静岡1冠を達成した。今後の目標は?
「まずは総体、選手権優勝とか目標なんですけれども、その前に一つひとつ全力でやっていって気づいたら優勝しているような感じでいきたい。去年は総体で優勝したあとに浮ついていた部分もあった。(現状、青森)山田とか、市船とか東福岡には到底勝てないと思うのでもっと基準を上に持っていきたい」

今年のチームは?
「テクニシャン、ドリブルの得意な選手が多い。個人のレベルは高いんですけれどもまだ連係ができていない。もっと連係できればチームにとって加算されていく。もっとお互いが理解すればいいチームになる」

このチームでどんな存在になりたい?
「自分はテクニックはなくはないですけれども、みんなよりは無い。でも、献身的なプレーも自信があるので、みんなが攻撃とか気持ちよくできるように、自分は後ろでカバーしたり、学園らしい選手じゃないかもしれないですけれども、チームのために献身的にできればいい」

「MONARCIDA 2 JAPAN」を履いた感想を教えてください。
「普段履いているスパイク以上に中のクッションに弾力があって、スパイクに包まれているような感じで履き心地が良かったです」

中で足が動かないので、踏ん張りも利くのでは?
「自分はミズノのMORELIA NEO 2などを履いているんですけれども、そのスパイクよりも踏ん張りとかも前に重心を掛けられるところがありました」

清水選手のように切り替え勝負のプレーヤーにとっても、自分の良さをより引き出せるのでは?
「自分はスピード系のタイプだと思っているので、この踏ん張りや足を押し出す力もプラスに働いてくれると思いますし、自分にとっていいスパイクですね」

ボールタッチの感触はどう?
「アウトタッチの感触とか、普通のスパイクだと振動とか来るんですけれども、これはアウトサイドでも(アッパーが)柔らかくてコントロールしやすかったです」

MF 神田凛星

「MONARCIDA 2 JAPAN」を履いた感想を教えてください。
「自分、MORELIA NEO 2を履いていたんですけれども、今回初めてMONARCIDAを履いて、フィット感もいいし、蹴りやすいし、プレーしやすいと思いました」

フィット感はどう?
「NEO 2と同じ感じで問題ないです」

「MONARCIDA 2 JAPAN」を履くとどのようなプレーができそう?
「自分の特長を活かしたプレーができると思う」

静学の選手にとって特に重要な、ボールタッチの印象も教えてください。
「ミズノのスパイクは全体的に履きやすいのでプレーしやすいです」

普段からミズノのスパイクを履いている理由は?
「高校からミズノのスパイクを履くようになったんですけれども、(当初から)自分のプレーがしやすいので履き続けています」

どのようなプレーを心がけている?
「足元の技術は誰が見ても認めてもらえるようにして、最後のゴールに絡むプレーはどんどん増やしていきたいです」

憧れの選手は?
「大島僚太選手です。絶対にボールを失わないので」

今年の目標を教えてください。
「自分たちは新チームが始まってから全国のいろいろなチームとやらせてもらったんですけれども、今のところ勝てているし、戦えているので日本一も獲れると思っている」

FW 塩浜遼

今年はエースという立場。どのような一年にしたい?
「今年、自分が攻撃の中心になって、前線なんで点を取って、チームを勝たせるようなプレーをしていきたいです」

高校選抜相手にもやれていた。
「前を向いてボールをもらうことができればどんな相手でもやれる自信があるので、そこはもっとこれからも伸ばしていって、あとはボールの受け方とか伸ばしていければと思っています」

チームは?
「今年は個性の強い選手が多くて、みんな去年からAに入って試合に出ていた人が多くてレベルが高いので、そういう意味ではそれぞれが個性を出しつつ、チームで同じことを思い描いてできれば凄く良いサッカーができると思います」

静岡を圧倒して勝つくらいになりたい?
「ここ何年間か全国に行けていなくて、毎年違うチームが行っている。これから静学が毎年行けるように、その第一歩を踏めるように必ず3冠はしたいと思います」

「MONARCIDA 2 NEO JAPAN」を着用した感想を教えてください
「皮革が凄くフィットして足に馴染んでいるのでいいなと思いました」

フィット感、軽さが特長のスパイク。
「つま先の方が凄く柔らかいですし、ボールタッチした時も裸足で触っているような感じですね」

それほどの感覚があったら、テクニックのある選手にいい影響がありそう?
「ボールタッチとかする時に裸足でやった方がやりやすいと思うんですけれども、それに近い感じです。凄くタッチしやすいです」

デザインは青と黄色。
「青と黄色の組み合わせがいいと思うし、後ろの部分もデザインが格好いいなと思います」

トレイジャースーツについての感想も教えてください。
「下の方が締まっている感じが良いと思うし、デザインも格好良くて、生地もいいと思いました」

DF 江口正太郎

「MONARCIDA 2 WIDE」を着用した感想を教えてください。
「いつもREBULAを履いていて、MONARCIDAは初めて履いたんですけれども、トラップ、パスをしてみてトラップが特に吸収しやすくてビックリしています」

ワイドのスパイクだけど広い?
「(ワイドと言っても)広いという感じがしなくて、履きやすいです。自分はぴったりですね」

他にビックリするような部分はある?
「ステップもしてみたんですけれども、地面との反発が結構あったのでやりやすさもありました」

それによって自分プレーにもいい影響がある?
「自分はステップとか課題なので、このスパイクで一歩目、最初の5mの動き出しがもっと行ければいい」

デザインは?
「デザインはミズノっぽくて、シンプルな感じが僕も好きなので良いですね」

2年生から試合に出ていることで結果へのこだわりが強いのでは?
「自分は副キャプテンとして川口監督から直接指名されたので、自分も2年生から出て経験も悔しい思いもしてきたので、今年は力を出し切って練習も一つひとつ全力で質と量をもっと増やして、全国一を本気で狙っていきたい」

去年足りなかった部分は?
「チームの雰囲気が悪いときにみんなで流されてしまったので、今年はキャプテンの清水と副キャプテンの塩浜と僕を中心に一人ひとりが、チームの良い雰囲気作りをしていきたい」

個人的にはどのような1年に?
「身体の面も、テクニックの面もリーダーシップを取って、コーチングも自分が引っ張っていく年にしたい」

目標を教えてください。
「県で圧倒的に支配して1位になりたいですし、それから全国で一位を目指してやっていければいいと思っています」

GK ヘッペル舞恵瑠

プロ入りした先輩GK山ノ井(拓己、現福岡)らを見てきた。今年はどんな1年にしたい?
「自分たちの代は絶対にあと2冠、プレミア(リーグ)に上がるためにも(プリンスリーグ東海も勝って)4冠していきたい」

静岡を圧倒して優勝を?
「自分が仕事しないで勝てるようにしてくれれば自分も楽。攻撃陣が目立って、自分が目立たなくしてくれればいい」

どういうプレーを心がけたい?
「自分は身長がない。でも足元は歴代の中でもある方。繋ぐサッカーの起点になってフィールドの選手が試合を作るのではなくて自分が作るつもりでやりたい」

「MONARCIDA 2 NEO JAPAN」を着用した感想を教えてください。
「自分、土踏まずがないんですけれども、そこが当たる感じがあって姿勢良く動くことができました。それがいいなと思っています。普段と一歩目の違いがありました」

土踏まずが当たるとは?
「普通のスパイクとちがって、土踏まずのところにアーチがあるように感じました。ボールがズレたときでも一歩目を速く動けるような感じがあります」

このスパイクを履くことでプレーの変化がありそう?
「自分はGKをやっているので一瞬の判断が失点するかどうかに繋がる。その判断が速くなる感じがしますし、ステップが大事なので、それがしやすいと思いました」

胸板が厚くて、トレジャーウェアを着ると際立つ。
「締まる感じ。締まった方が動きやすいし、見栄えもする。自分はいいと思いますね」

 加えて、この日は静岡学園が2018年の公式戦時に着用する「トレイジャースーツ」が届き、早速Aチームの選手たちが着用していた。動きやすさと伸縮性が追求され、高校生が“格好良さ”も認めるウェアも力に戦う一年。清水は「一戦一戦にこだわって常に120パーセントくらい発揮できるチームに」と誓い、江口は「全国一を本気で狙っていきたい」と意気込んだ。どの強敵にも怖れることなく個性を発揮し、勝ち続けて全国で魅せる。

MONARCIDA 2 NEO JAPAN(モナルシーダ2 ネオ ジャパン)

商品情報
■品番 P1GA1820
■価格 ¥15,500 (税抜)
■サイズ 22.0~28.5cm
■甲材 人工皮革・天然皮革(ウォッシャブルカンガルー)
■底材 合成底
■質量 約200g(27.0cm片方)
■原産国 日本製
■カラー 27:ホワイト×ブラック×ブルー 45:ネイビー×イエロー

厳選されたカンガルーレザーを採用することで、より自然に足の型にフィットします。

内側のステッチは、ボールタッチに最適な感覚を。外側のステッチは、練習で履き込んでも革の伸びを抑え、足の踏ん張りをサポートします。

ヒールカウンターとソールを一体化し、優れたかかとのホールド感を実現。カウンターの硬度を2層にすることで、横方向の動作時の足当たりをスムーズに。

履き口の内側を足に沿うような緩やかなカーブを形成する構造にし、曲線にしっかりとフィットします。

耐久性の向上とともにスタッドトップとベース部の段差をなくした設計で、より自分の思い通りにプレーできるようサポートします。

MONARCIDA 2 JAPAN(モナルシーダ2 ジャパン)

商品情報
■品番 P1GA1821
■価格 ¥13,500 (税抜)
■サイズ 23.0~29.0cm
■甲材 人工皮革・天然皮革(ウォッシャブルカンガルー)
■底材 合成底
■質量 約235g(27.0cm片方)
■原産国 日本製
■カラー 09:ホワイト×ブラック 62:シルバー×レッド

モレリアⅡと同じアウトソール、ラストをMONARCIDAシリーズに採用。足裏の形状に沿ったラウンドをつけることで、足裏から土踏まず部分のフィット感を向上させました。

アシンメトリーステッチを採用して内側の柔らかなタッチ感はそのままに外側の伸びを抑制します。

MONARCIDA 2 WIDE(モナルシーダ2 ワイド)

商品情報
■品番 P1GA1829
■価格 ¥13,000 (税抜)
■サイズ 24.5~29.0cm
■甲材 人工皮革・天然皮革(ウォッシャブルカンガルー)
■底材 合成底
■質量 約235g(27.0cm片方)
■原産国 日本製
■カラー 14:ホワイト×ネイビー×ゴールド

内足形も合わせてステッチパターンを最適化。内側のステッチは、ボールタッチに最適な感覚を。外側のステッチは、練習で履き込んでも革の伸びを抑え、足の踏ん張りをサポートします。

MORELIA Ⅱの包み込まれるようなフィット感をMONARCIDAシリーズで実現。カンガルーレザーが柔らかな足入れ感を生み出します。

キレのある動きをサポートする「ZEROGLIDE(ゼログライド)」

シューズ内での足の横ズレを抑制し、キレのある動きをサポート。一瞬の駆け引きや動き出しをサポートしてくれ、練習や試合でのパフォーマンスに貢献してくれます。

『MONARCIDA 2』の詳細はこちら!

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