2018.03.22

日本のサッカーファンに届けたい現場の“声” ~柴崎岳編~

第3回は2016年柴崎岳が記者に対して発した台詞を紹介 [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 サッカーキング編集部が取材現場で聞いた印象的な“台詞”を紹介する連載企画。第3回はヘタフェの柴崎岳が記者に言い放った一言をお届けする。

 遡ること2016年末、柴崎岳は鹿島アントラーズの一員として、Jリーグチャンピオンシップを戦っていた。リーグ年間3位からの挑戦となる鹿島にとって、チームの総力戦を結集して闘うべき短期決戦だった。しかし、右中足骨を傷めていた柴崎は、準決勝の川崎フロンターレ(年間2位)戦で欠場を余儀なくされた。それでも鹿島は、チームの10番を欠く中、川崎を破り決勝へと駒を進めると、浦和レッズ(年間1位)との顔合わせとなった決勝戦、ホームの第1戦を落とすも、第2戦で逆転勝利を収め年間王者に輝いた。柴崎は第1戦で途中出場から戦線復帰すると、第2戦は先発フル出場でタイトル獲得に貢献した。

 表彰式後、メディアの取材に応じた柴崎は「チームのみんなに感謝したい。本来なら川崎戦に間に合うはずだったけど、なかなか上手くいかなかったので、浦和戦に合わせてやってきた。チームメイト、スタッフに感謝したいと思います」と決勝まで進出し、大一番での出場機会を与えてくれたチームに感謝の意を述べた。続けて話題は日本代表に及ぶ。このとき柴崎は2015年10月を最後に、代表から遠ざかっていたからだ。

「今は『チームでしっかり』という思いが強いです。代表のスタイルや戦術に適応していかなきゃいけないんですけど、自分の良さを見失ってはいけないですし……。もちろん、『代表に食い込んでいく!』という思いは今でも持っています」

 胸の内に秘めた代表への思いを語ると、とある記者から「縦に速いサッカーを目指す日本代表では、柴崎選手はアクセントをつけられる貴重な存在だと思いますが?」という質問が飛んだ。これに対し柴崎は、

「まぁ…、好きに書いてください」

と一蹴した。

 メディアニュースにこの発言が載ることはなかったが、“らしさ”が表れた一言だった。丁寧に取材に対応しながらも、「答える必要なし」と思えば、さらりとかわす。たった一言だが、冷静で、状況判断に長けた柴崎らしい台詞と言えるだろう。

「ミックスゾーン」と呼ばれる取材エリアでは、試合の度にメディアと選手のやり取りが繰り広げられる。柴崎擁する日本代表は23日からマリ、ウクライナとの2連戦に挑む。今回は試合後、どんな台詞が生まれるのか…、ロシアW杯本戦メンバー発表前最後のテストマッチを楽しみに待ちたい。

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