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日本のサッカーファンに届けたい現場の“声” ~本田圭佑編~

2018.03.20

昨年6月、本田圭佑は子どもたちへ熱いメッセージを送った

 サッカーキング編集部が取材現場で聞いた印象的な“台詞”を紹介する連載企画。初回はパチューカに所属する日本代表MF本田圭佑が子どもたちへ送ったメッセージを紹介!

 2017年11月、日本代表はブラジル、ベルギーと対戦する欧州遠征に臨んだ。世界トップレベルの強豪との2連戦、しかし、メンバー発表で “本田圭佑”の名前が呼ばれることはなかった。ロシアW杯を翌年に控える中、よもやの落選……。周囲は当然のごとく本戦のメンバー入りを危惧した。それでもチームで結果を残すと、今月15日には約6カ月ぶりに日本代表復帰を果たした。

 今回紹介したいのは、昨年開催された契約メーカーのイベントに登場した際、会場で見守る子どもたちへ送ったメッセージだ。「僕自身もまだ夢を追っている」――、イベントの最後、自身の思いとともに未来の“代表候補たち”への送った熱い提言とは……。

本田「小学生、中学生、高校生それぞれ立場が違うと思います。僕も小学生のときに『W杯に出たい!』と決めました。皆さん本当にポテンシャルがあり、今上手い子、下手な子、関係ないです! 僕は小学生の頃、下手な部類でした。上手い子にすごい嫉妬をして、悔しい思いをして。そこから毎日練習に励んで、1人ずつ追い抜いていきました。皆にもそのチャンスがあるんで、諦めずに。そして、中学生、高校生はすごく現実的な厳しさを教えられる時期だと思います。受験であったり、もしかしたら高校生の人は卒業したら仕事に就くかもしれない。そんな時期だと思うんですけど……、まだ若いし、諦めずに。僕自身もまだ夢を追っている身ですし。そこで自分に限界を定めるのではなくて、自分の夢を諦めることなく、継続して。365日努力したら人は変われるので。ここにいる皆さんは上手い子も下手な子も日本代表になれる可能性があると。良いですか? 聞いてるか? 日本代表になりたい人!?」

子どもたち「(挙手して)はい!」

本田「手を挙げた人は、ちゃんと練習しないといけないよ。今日家に帰ってゲームし尽したらあかんよ。『ゲーム何しよう?』って考えたらあかんよ今。帰って練習する。手を挙げたんだから! 嘘ついたらあかんよ! みんな頑張って! OK?」

子どもたち「はい!」

本田「(笑)以上です」

 本田といえば“ビッグマウス”のイメージが強い。途方もない目標をためらうことなく発言し、自分を奮い立たせることで、道を切り開いてきた。その道中は夢半ば――、飽くなき挑戦の日々を戦っている。

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