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浦和美園駅に「キャプ翼」のステンドグラス出現! 高橋陽一先生「日本代表がもっと強くなるように」

2018.03.11

除幕式に出席した高橋陽一先生

 3月11日、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線浦和美園駅にて、ステンドグラス「キャプテン翼〜世界に翔け〜」の完成披露除幕式が行われた。

 同ステンドグラスは、漫画「キャプテン翼」の作者である高橋陽一先生と「日本交通文化協会」の協力により実現したものである。浦和美園駅の改札の目の前に、漫画内に登場する99人のキャラクターが幅約20メートルの巨大なガラスに描かれた。駅利用者はもとより、日本各地や世界各国から訪れるサッカーファンに対して駅を強く印象付けるとともに、世界に向けて駅や鉄道、地域や日本の文化の魅力を発信し、駅周辺地域の賑わい創出に寄与することを目的に設置されている。

 除幕式に出席した日本サッカー協会の田嶋幸三氏は、今回のプロジェクトに携わった人たちへの感謝を述べ、夢を追いかけ続けたいと語った。

「埼玉県に関わる全ての方々にお礼を申し上げます。『キャプテン翼』は1981年からスタートしていますが、我々が世界を目指そうと思う遥か前から、高橋先生は世界を目指していました。小学校から世界で戦うまで、様々なカテゴリーのことを細かく描かれています。残念ながら、高橋先生の描く夢に私たちはまだ届いていませんが、しっかりその夢を忘れることなく、ワールドカップで勝つこと、そしてさらに上を目指したいと思います」

田嶋幸三

夢を追い続けると語る田嶋幸三氏

 Jリーグの村井満チェアマンは、 Jリーグと「キャプテン翼」の関係性を、昔話を交えながら語った。

「4年前に私がJリーグチェアマンに就職した時、(スタジアム)入場数の減少ですとか、関心度の低下とか、収入の低下とか、大変苦しい時期にありました」

「Jリーグにもお金がなくて困り果てていた私たちは、ハンディカメラを持って川崎フロンターレの大久保嘉人選手と中村憲剛選手の元を訪れて、『キャプテン翼』に出てくる技をできないか、と依頼しました。その動画をYouTubeにあげてみたところ、1週間で400万も再生していただけました。ここからJリーグはデジタル改革に舵を切ります。それが最終的に『DAZN』につながっていくんです。つまり、『キャプテン翼』とのコラボがなければ、 Jリーグの改革はなかったと思っています」

村井満

秘話を語る村井満チェアマン

 最後に作者の高橋陽一先生は、今回の作品に込めた熱い思いを明かした。

「埼玉スタジアムがあるこの場所に、自分の作品が飾られていることをとても光栄に思っています。この作品を見ていただいた皆さんが少しでも前向きな気持ちになってくれたら幸いです。この作品には、日本代表がもっともっと強くなるように願いを込めて作りました。これからロシアW杯も含めて、日本代表が強くなっていくことを願っています」 

[写真]=オフィシャル

[写真]=オフィシャル

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