次々と奇抜なマッチイベントを開催するC大阪[写真]セレッソ大阪
明治安田生命J1リーグ第26節を終えて、4位につけているセレッソ大阪。尹晶煥監督のもとJ1復帰初年度からハードワークを武器に躍進しているが、今シーズンはサッカーだけでなく、ピッチ外でも“Jリーグ初”という冠がつくようなマッチイベントを次々と催し、アグレッシブな姿勢を見せている。
その第1弾が4月1日(土)に開催されたエイプリルフール企画。『古き良き日本を取り戻す! “輝く”短髪男子大集合!』と題し、何と主力選手たちが坊主頭で登場する告知ポスターを発表。試合当日にはチーム統括部の森島寛晃氏が頭を短く刈られるなど体を張ってイベントをPRし、スタジアムには坊主頭がグッと増えたとか、増えなかったとか(笑)。
夏場に入ると、マッチイベントの勢いもさらに加速。『祭だワッショイ 狼祭』と銘打って、7・8月のホームゲーム5試合で“夏フェス”を開催した。その中でも絶大なインパクトを残したのが「犬」、「水」、そして「アニマル柄のおばちゃん」をテーマとした3つのイベントだ。
まず7月22日(土)の『セレッソ大阪わんわんペットデー』では愛犬と遊べるドッグラン&プールが登場。さらにペットの一時預りサービスも実施したことで、愛犬家が安心してスタジアムへ。可愛い“わんわん”がスタジアムに溢れる非日常の光景に、子どもたちも大喜びだった。続いて8月5日(土)には、水着来場で入場無料になる衝撃企画やウォーターサバイバルゲームといった夏にピッタリの“水祭り”『セレッソウォーターフェスティバル』を行い、夏の暑さを爽やかに吹き飛ばしてみせた。
そして『狼祭』の締めくくりは、“アニマル柄のおばちゃん”という大阪らしさ(?)を追求した『かしまし大阪おばちゃんデー』。自称平均年齢63.5歳の「オバチャーン」が人生相談に乗ったり、関西人気アイドルグループ「たこやきレインボー」や「ダチョウ倶楽部」がLIVEを行うなど、どんちゃん騒ぎ。さらに、お得な特典を受けようとアニマル柄のファッションを身にまとった多くのサポーターで賑わったスタジアムは、まるで動物園かのようにド派手に変貌した。
その勢いは、一大ムーブメントを巻き起こした“セレ女”の復活にも大きく影響。それを証明したのが、なんばマルイに期間限定で出店した『CEREZO STORE~マルセレ~』だ。女性向けの店内デザインやグッズ制作、壁ドン&顎クイ体験といった“インスタ映え”も意識した様々なキャンペーンで乙女心をグッとつかみ、再び“セレ女”に戻る女子が急増したという。
そんなC大阪が挑む次なるマッチイベントのテーマは……メガネ! 9月23日(土・祝)のJ1第27節ベガルタ仙台戦において、『MEGANE DAY(メガネデー)』を開催する。サッカーとはあまり関係なさそうなテーマだが、今度は一体どんな奇抜なイベントを開催するのか。C大阪の攻めの姿勢から今後も目が離せない。