北島康介氏から花束を手渡された香川真司
日本発、世界の食料問題の解決に取り組むNPO法人『TABLE FOR TWO International(テーブル・フォー・ツー・インターナショナル)』は30日、健康と社会貢献を結びつけたプロジェクト『Health for Tomorrow(ヘルス・フォー・トゥモロー)』の設立記者会見を都内で開催。プロジェクトの目的に賛同したサッカー日本代表の香川真司と、五輪競泳の金メダリストで昨年4月に現役を引退した北島康介氏が発起人として出席した。
プロジェクト第1弾では、スマートフォンに「FiNK WALK(フィンク・ウォーク)」という専用アプリを入れると、歩数に応じて開発途上国の子供たちに寄付ができるというもの。香川は日本代表のメンバーが練習の合間に合宿地を練り歩く“散歩隊”に「(このアプリを)広めていければ」とコメント。散歩隊の活動にあまり参加していないという香川は「これを機に参加できれば」と続けた。
「4月にドルトムントのバスが襲撃される事件があって、心からの恐怖を抱いた」と回顧した香川。「世界にはそういう心のから恐怖を抱いて、生活している子供たちがいる。そういう子供たちにサポートやチャリティーをしていきたいと思いました」とプロジェクト参加の理由を明かしている。
トークイベントでは香川が所属するドルトムントがDFBポカールで優勝したことを祝い、北島氏から香川に花束が送られる場面も。イベントスタート数時間前に帰国したばかりの香川は「厳しいシーズンになりましたが、決勝で勝てて報われました」と喜びをにじませた。
By サッカーキング編集部
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