9日、タイでポリエステル繊維の製造販売を手がける帝人グループのテイジン・ポリエステルは、初めて企業広告を展開することを決定。タイ・プレミアリーグのムアントン・ユナイテッドFC所属でタイ代表のチャナティプ・ソングラシン選手を起用することを発表した。
“タイのメッシ”と称されるチャナティプは、現役のタイ代表で2014年に東南アジアサッカー選手権で優勝し、大会最優秀選手賞を史上最年少で受賞。2017年7月から北海道コンサドーレ札幌への移籍の仮契約を結んでいる。
帝人グループは、1966年にポリエステル繊維の販売・輸出入拠点を開設して以来、タイをアジア地域における事業展開の重要拠点として活動。近年は2015年8月に新規メタ系アラミド繊維の生産拠点を開設し、現在はタイ本土でグループ会社7社を展開している。
また、テイジン・ポリエステルは2012年より元ガンバ大阪キャプテンの木場昌雄氏が立ち上げた「一般社団法人JDFA」のオフィシャルスポンサーとして、タイをはじめとする東南アジアの子どもたちがサッカーに対して抱く夢を応援している。
1991年から「全国高校サッカー選手権大会」への協賛をスタート、松山市の松山事業所の従業員有志による「帝人サッカースクール」の運営、2015年の公益財団法人日本サッカー協会との協働人財育成拠点「帝人アカデミー富士」創設など、日本国内においてサッカーを通じた人財育成にも注力している。
事業活動では、サッカーをはじめとするスポーツウェア向けに、吸湿・速乾・ストレッチなどの快適性や、防水・消臭・制菌などの機能性に優れたポリエステル繊維を市場展開。柔らかな質感と高い耐久性を持ち、軽量な人工皮革「コードレ」は、スポーツシューズやボールなどに広く採用されている。
こうした活動の中、タイにおいてテイジンブランドの認知度向上を図り、優れた人財採用を促進するため、絶大なる人気を誇るチャナティプ・ソングラシンを広告に起用することを決定。企業広告は、タイ国内のテレビ番組、屋外看板、オンラインメディア、リクルートフェア会場など、2017年5月1日から1年間展開される。
By サッカーキング編集部
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