2015.03.07

注目の一戦で湘南が“地域王者”SWHに競り勝つ。すみだ、府中、神戸が決勝R進出/PUMA CUP 2015

湘南がSWHを下し、グループCは最終戦で三つ巴になる可能性が残された [写真]=北谷仁治

 7日、PUMA CUP 2015 第20回全日本フットサル選手権大会の1次ラウンド2日目が、静岡県、大阪府、兵庫県の3会場で行われた。

 2日目は、混戦が予想されていたグループCが戦う大阪の舞洲アリーナに注目が集まった。2月に行われた地域チャンピオンズリーグを制した“地域王者”SWHフットサルクラブ(開催地域第1代表)は、初日は名古屋オーシャンズサテライト(東海地域第1代表)に勝利し、この日は湘南ベルマーレに挑んだ。

 前半は湘南が球際の強さやパスワークの早さと正確さでSWHを上回り、“Fの力”を見せ付ける。3分、岡村康平が反転で左サイドを突破し、折り返しをキャプテンの近藤純也がフリーで合わせて先制する。2点目は、右サイドの中村猛がグラウンダーでファーサイドにパスを送り、浦上浩生がスライディングで飛び込む“ファー詰め”でゴールを奪った。

 2点を追い掛けるSWHは12分、左キックインから渡辺平太郎がゴール前に送ったボールが相手DFに当たり、ラッキーな形で1点を返す。しかし14分、湘南は安藤良平が右サイドから低い弾道のシュートを決めて3-1とリードを広げて前半を折り返した。

 後半立ち上がりの21分、湘南はゴール正面で浦上が飛び込みリードを3点に広げることに成功。しかしここからSWHは思い切りのいいプレスでリズムをつかみ、試合を盛り返していく。すると22分、裏のスペースに抜け出した清水俊男がGKとの一対一を決めて2-4と追いすがる。そして会場がどよめいたSWHのGK森田郁のスーパープレーが飛び出したのは24分だった。

 湘南が裏のスペースを突くパスを送ると、GK森田が飛び出し胸トラップ。クリアではなくそのままボレーで左サイドの秦直己にパスをつなぐと、会場からは大きな歓声が上がった。この決定機を秦が確実にモノにしてSWHが1点差に詰め寄ると、会場のボルテージは最高点に達していた。その後もペースをつかんだSWHが幾度となく決定機を演出していたが追加点を奪えない。逆に残り39秒、湘南はカウンターから安藤良平が決めて5-3。最後まで粘りを見せるSWHの攻撃を振り切り、湘南が“Fの意地”を見せた。

 グループCのもう1試合はペスカドーラ町田が名古屋サテライトに危なげなく5-1で勝利。先制点こそ遠かったが、13分の森谷優太のゴールを皮切りに3点を追加し前半を4-0とリード。後半も滝田学のゴールで加点すると、1点を失ったもののGKイゴールを中心に相手のパワープレーを凌いで連勝した。

 グループDは、初戦を落としたヴォスクオーレ仙台サテライト(東北地域代表)が「気持ちを入れ替えて挑んだ」(井上卓)というFC mm(関東地域第3代表)戦を3-1で逆転勝利し1勝1敗とした。もう1試合はバサジィ大分が池田誠商店(九州地域第1代表)に11-0で大勝。2試合で20得点1失点とFリーグの圧倒的な強さを見せるとともに、「このメンバーで最後の大会になると思うので、タイトルを目指して頑張りたい」(田村龍太郎)と決勝ラウンドへ向け慢心はない。

 大会は2日目を終え、グループAのフウガドールすみだ、グループBの府中アスレティックFC、グループFのデウソン神戸が早くも決勝ラウンド進出を決めた。残りの3グループは3日目の最終戦で決着が付く。Fリーグ勢が優位に立っているが、代々木への切符をつかみ取る地域チームは現れるのだろうか。

■上田政彦監督(SWHフットサルクラブ)
「(湘南戦は)力負けです。Fリーグのチーム相手にパワー勝負をしてしまうと苦しい。もっとボールを動かして背後を突くような戦い方をしないと勝てない。(最終戦で勝てば1位になれる可能性は残されているので)町田に勝って代々木に行くために、最後は120パーセントの力で臨みます」

■森田郁(SWHフットサルクラブ)
「立ち上がりからいつも通りもう少しプレスに行くことができればよかったと思う。後半はプレスも掛かり始めて自分たちのリズムをつかめた。明日の最終戦は、修正するところは修正して、楽しみたい。相手のスタイルは今日の湘南ともまた違うと思うが、うちはもっとやれると思うので頑張りたい」

文・写真=北谷仁治

PUMA CUP 2015 第20回全日本フットサル選手権大会 1次ラウンド
2015年3月7日(土) 
会場:エコパアリーナ(静岡県)
<グループA>
10:00 ヴォスクオーレ仙台 3-2(0-2、3-0) トロブラボ富山
12:15 フウガドールすみだ 6-1(3-1、3-0) 徳島ラパス
<グループB>
14:30 府中アスレティックFC 5-2(1-2、4-0) ゾット 早稲田 フットサル クラブ
16:45 アグレミーナ浜松 6-0(2-0、4-0) セットスター和歌山

会場:舞洲アリーナ(大阪府)
<グループC>
10:00 湘南ベルマーレ 5-3(3-1、2-2) SWHフットサルクラブ
12:15 ペスカドーラ町田 5-1(4-0、1-1) 名古屋オーシャンズサテライト
<グループD>
14:30 ヴォスクオーレ仙台サテライト 4-2(1-1、3-1) FC mm
16:45 バサジィ大分 11-0(5-0、6-0) 池田誠商店

会場:神戸市立中央体育館(兵庫県)
<グループE>
10:00 サウージ ワサダ 3-8(3-3、0-5) 広島エフ・ドゥ
12:15 バルドラール浦安 8-0(4-0、4-0) ディヴェルティード旭川
<グループF>
14:30 エスポラーダ北海道 3-1(1-0、2-1) バルドラール浦安セグンド
16:45 デウソン神戸 3-2(0-0、3-2) メンバーオブザギャング

<グループA順位>
1位 フウガドールすみだ 勝点6(+6)
2位 ヴォスクオーレ仙台 勝点3(±0)
3位 徳島ラパス 勝点3(-2)
4位 トロブラボ富山 勝点0(-4)

<グループB順位>
1位 府中アスレティックFC 勝点6(+6)
2位 アグレミーナ浜松 勝点3(+3)
3位 ゾット 早稲田 フットサル クラブ 勝点3(-1)
4位 セットスター和歌山 勝点0(-8)

<グループC順位>
1位 ペスカドーラ町田 勝点6(+5)
2位 湘南ベルマーレ 勝点3(+1)
3位 SWHフットサルクラブ 勝点3(+4)
4位 名古屋オーシャンズサテライト 勝点0(-10)

<グループD順位>
1位 バサジィ大分 勝点6(+19)
2位 ヴォスクオーレ仙台サテライト 勝点3(-6)
3位 FC mm 勝点3(-1)
4位 池田誠商店 勝点0(-12)

<グループE順位>
1位 バルドラール浦安 勝点6(+14)
2位 広島エフ・ドゥ 勝点4(+5)
3位 ディヴェルティード旭川 勝点1(-8)
4位 サウージ ワサダ 勝点0(-11)

<グループF順位>
1位 デウソン神戸 勝点6(+2)
2位 エスポラーダ北海道 勝点3(+1)
3位 メンバーオブザギャング 勝点1(-1)
4位 バルドラール浦安セグンド 勝点1(-2)

※各グループ1位チームが決勝ラウンドへ進出

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