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Fリーグ2014/2015第30節、第31節名古屋セントラル……北海道が大阪との対決を制して連勝

2015.01.31

北海道はチーム一丸となって戦い、大阪との直接対決を制した [写真]=本田好伸

 31日、Fリーグ2014/2015 powered by inゼリーの名古屋セントラル2日目が行われた。
 この日最も注目を集めたのは、5位以内のプレーオフ進出争いの渦中にある4位大阪と5位北海道の直接対決。両者の勝ち点はわずかに1差。互いに前日の試合で勝利を収め、この対戦を最大の山場と位置付けての試合だった。

 その中でより周到に臨んでいたのが北海道だった。「連戦でフルに出場させてしまうとフィジカルを発揮し切れないと踏んでいたので、水上(玄太)はあまり使わなかった」(小野寺隆彦監督)と、前日の名古屋戦は主軸の水上と神敬治を温存。ベテラン2人の代わりに若手に託した決断が見事にハマり、名古屋を相手に自信を深める貴重な勝利を手にした。

 迎えた大阪戦、水上や神、調子を上げている上貝修といったベテラン勢と若手による総力戦を挑んだ。ただ大阪も同様に強い気持ちで臨んでいただけに、試合は拮抗した展開になっていた。両者チャンスを作りながらも、大阪の宮竹晴紀、北海道の関口優志という守護神の集中力も高く、スコアが動かないまま試合を折り返した。

 先制点を奪ったのは北海道。23分に自陣内でパスカットした室田祐希がそのまま持ち上がると、GKとの一対一で鮮やかなループを放ちゴールネットを揺らす。その後も互いにチャンスを作り、それをことごとく守備陣が防いでいく締まった展開となるが、再びスコアを動かしたのも北海道だった。27分、GK関口からのスローを前線で受けた水上が確実にゴールを決めてリードを広げることに成功した。

 食らい付きたい大阪は33分から稲田瑞穂をGKと交代してのパワープレーを開始するも、なかなかゴールを奪うことができない。すると38分、北海道は室田翔伍のパワープレー返しで試合を決定付けると、残り8秒で室田祐希のゴールも決まり直接対決は0-4で決着。これにより順位が逆転し、北海道がセントラル開催で連勝を飾った。

 この日は、プレーオフ進出を争う府中、町田も負けられない戦いに臨んだ。3連勝中で6位に付ける府中は湘南と対戦。一時は2点をリードしていたものの、湘南の反撃に遭い同点に追い付かれると、勝利を目指して選択したパワープレー中に逆に勝ち越し弾を許して2-3で敗戦。残り3試合で5位大阪を勝ち点6差で追い掛ける結果となった。

 6連敗中と泥沼にはまっている7位の町田は、今節から岡山孝介コーチが監督に就任するなどテコ入れを図って大分に挑んだが、前半を0-2と苦しい展開。後半早々に1点を返したが、大分の攻撃が上回り効果的に攻め込む時間を作れず、「とにかく最後まで全力で戦った」(岡山監督)ものの1-2で試合は終了。町田のプレーオフ進出の可能性が完全に消滅した。

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第30節、第31節
開催日:2015年1月31日
会場:テバオーシャンアリーナ/愛知県

[試合結果]
10:00 ヴォスクオーレ仙台 3-5 デウソン神戸
12:00 湘南ベルマーレ 3-2 府中アスレティックFC
14:00 シュライカー大阪 0-4 エスポラーダ北海道
17:00 アグレミーナ浜松 2-5 フウガドールすみだ
19:00 バサジィ大分 2-1 ペスカドーラ町田

写真・文◆本田好伸


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