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地域勢唯一の浦安セグンドは波乱を起こせるか。いよいよ決勝T開幕/PUMA CUP 2014

2014.03.13

浦安セグンドの中心選手として輝きを放っている加藤竜馬 [写真]=本田好伸

SK_PUMA CUP 2014_0313_01 いよいよ14日、「PUMA CUP 2014 第19回全日本フットサル選手権大会」の決勝トーナメントが東京都の国立代々木競技場第一体育館で開幕。1次ラウンドを勝ち抜いた8チームが集結し、日本一の座を懸けて激闘を演じる。

 14日の準々決勝の組み合わせは下記に記載の通り。注目は、地域勢のチームとして唯一勝ち上がってきたバルドラール浦安セグンドと、Fリーグ7連覇を達成し、今大会の連覇を狙う名古屋オーシャンズの一戦。選手層や実力では名古屋が上回っていることは間違いないが、一発勝負なだけに、浦安セグンドにもチャンスはある。事実、彼らは1次ラウンドでもシュライカー大阪と引き分けるなど肉薄し、この舞台へと勝ち上がってきている。

 そのチームを支えるのは、渡邉裕一、長本大将、加藤竜馬、新造邦明、丹野聡士、井原智らを始めとするメンバーの約半数近くを占める、若くしてFリーグを経験してきた選手たち。彼らはポテンシャルの高さがありながらも、その能力を安定して発揮できずに、Bチームで経験値を高めてきた。特に注目は、背番号24の加藤。今シーズンは2013年10月からFリーグでプレーし、14試合に出場。バリバリの活躍を見せていた選手でもある。ただトップチームへの昇格前、千葉県予選を浦安セグンドの選手として出場していた。そのため、1次ラウンド、決勝トーナメントでも浦安セグンドの選手として登録せざるを得なかった(今大会は地域大会、都道府県大会を通じて他のチームで出場することはできない)。昨年末からここまでの短期間で大きく飛躍を遂げた加藤は、浦安セグンドにとって大きな戦力となり、前述の大阪戦ではハットトリックの活躍で引き分けの立役者となった。

「トップチームで出るのもいい経験になったと思うが、このチームでFのチームと戦えることも大きい。この大会で結果を残して来シーズンもまたFリーグでやっていきたい。まずはトップチームとの対戦を目標にしている」。大阪戦後にそう語っていた加藤。目標は目前に迫っている。名古屋に勝利し、バルドラール浦安がバサジィ大分に勝利すれば、準決勝では、決勝トーナメントで史上初となる“同門対決”が実現する。今大会のような短期決戦では勢いがものを言う。それこそが浦安セグンドの活路だ。若さや運動量も後押しするはず。相手が名古屋であろうと、勢いにさえ乗ってしまえば波乱が巻き起こる可能性は十分にある。

 決勝トーナメントの8チーム中7チームがFリーグ勢。今シーズンの勢力図、現在の勢いを踏まえて考えると、優勝候補の大本命は名古屋に違いなく、それを追随するのが大分、デウソン神戸。Fリーグで、あと一歩のところでプレーオフ進出を逃したペスカドーラ町田も今大会への並々ならぬ思いを秘めている。しかし、そう予想通りに進むはずがない。各チームの思い、力が交錯し、果たしてどんな結末を招くのか。泣いても笑っても残すところ3日間。日本一のチームが決まるその瞬間を見逃せない。

 さらに開催期間中(14日〜16日)に来場した方のうち、「プーマ フットボール公式Twitterアカウント(@pumafootball_jp)」をフォローしている、もしくは「プーマ フットボール公式Facebookページ(http://www.facebook.com/PUMAFootball)」に『いいね!』している方に先着でPUMA CUP 2014 大会ロゴ入り「プーマ オリジナルバッグ」がプレゼントされる。来場の際には、入口付近のプーマ ブースに足を運んでみてはいかがだろうか。

文・写真=本田好伸

[決勝トーナメント準々決勝の組み合わせ]
2014年3月14日(金) 会場:国立代々木競技場第一体育館(東京都)
12:30 バルドラール浦安(ワイルドカード2) vs バサジィ大分(グループC1位)
14:45 ペスカドーラ町田(グループF1位) vs シュライカー大阪(グループB1位)
17:00 バルドラール浦安セグンド(ワイルドカード1) vs 名古屋オーシャンズ(グループD1位)
19:30 エスポラーダ北海道(グループE1位) vs デウソン神戸(グループA1位)


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