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波戸康広氏が引退試合…元フリューゲルス選手駆けつけ、かつての”横浜ダービー”を再現

2014.01.18

 18日、元日本代表で横浜FMや柏などでプレーし、2011年に現役を引退した波戸康広氏の引退試合が行われた。
 
 中村俊輔や中澤佑二ら現役選手も多く参加した「マリノスAll Star」と、元横浜フリューゲルスの選手たちで構成された「波戸Friends」の対戦となった試合は、ニッパツ球技場で行われ、「マリノスAll Star」が4─3で勝利した。
 
 前半を「波戸Friends」、後半を「マリノスAll Star」で出場した波戸氏は、後半立ち上がりの51分、元横浜FMで現福岡の坂田大輔のクロスからヘディングで決めてゴール。75分にもゴール前の混戦から2点目を決めると、3─3の同点で迎えた試合終了間際にハットトリックを達成。ゴール直後にタイムアップの笛が吹かれる劇的な幕切れで観衆を喜ばせた。

 試合後、スピーチした波戸氏は、「ご存知かと思いますが、波戸Friendsは元フリューゲルス。この2チームでもう一度試合がしたかった。フリューゲルスでサテライトだった当時、元々FWだった僕は、コーチのエンゲルスの前でシザーズフェイントをしたら、『お前はカズじゃない。FWとしてのセンスがないよ』と言われ、それがきっかけでサイドプレーヤーになりました(笑)」とおもしろ秘話を披露。「成功ではなく成長を求めてやってきた17年間だった。これからも横浜F・マリノスのアンバサダーとして、また将棋親善大使として、成長を求めてやっていきたい」と結んだ。

 古くからのマリノスファン、かつてのフリューゲルスファンが駆けつけたスタンドは、再現された”横浜ダービー”を懐かしむ笑顔で埋まる、幸福な雰囲気だった。

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