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宮本恒靖氏、引退試合会見「泣いて終わるのではなく、何かを伝える場にしたかった」

 2011年12月に現役を引退した元日本代表DF宮本恒靖氏の引退試合が16日、ホームズスタジアム神戸で開催。宮本氏はGAMBAフレンズ(G大阪の 2005年J1リーグ優勝メンバーを中心に構成)、TSUNEフレンズ(日本代表の2004年アジアカップ優勝メンバーを中心に構成)、VISSELフレンズ(ヴィッセル神戸の2009年に在籍したメンバーを中心に構成)でそれぞれプレーし、VISSELフレンズのメンバーとして出場した第3試合で2得点を決めるなど、詰め掛けた1万5114人の観客を沸かせた。

 引退試合後の会見で宮本氏は次のように語っている。

「今日は皆さん、お忙しいところありがとうございました。おかげさまで、1万5000人を超える人が集まってくれて非常にうれしく思いましたし、最後まで走り切れたので、自分自身ほっとしています。みんなに助けられてゴールを決めることもできましたし、息子ともあんな形でサッカーするとは思わなかったですし、皆さんのおかげでいい思い出を作ることができました」

息子の恒凛くんのキックインのパスを受けたときの感想は?
「昨日ちょっと練習してみたんですけど、その時と蹴り方を変えていて、(ボールが)まっすぐ来たので普通に驚きました」

試合でフェイスガードを付けたり、オーバーヘッドを狙ったりしましたが、用意していたネタは出し尽くしましたか?
「そうですね。あれがいっぱいいっぱいでした(笑)。フェイスガードを付けるか付けないかというのは前々から言われていて、でも、自分で付けて出ていくのはさすがにちょっと恥ずかしかったので、何かストーリーがあればということで、突然の形になりました。オーバーヘッドに関しては『やれよ、やれよ』と周りからも言われていたんですけど、あのボールが来て胸に来るくらいで思ったので、イメージはもうちょっと高く上げられていれば枠にいったかなと思います」

一言で自分のキャリアを表現すると?※英語での質問
「My Heart。魂を込めてやりました」

引退発表がシーズン終了後でしたので、今日改めてファンの方に挨拶されるということでしたが、いろいろなメッセージが込められた挨拶でしたが、どんな思いを混めて最後の言葉を言われましたか?
「Jリーグができて20年が経って、本当に素晴らしく…代表チームも強くなってきて、いい成長を見せているサッカー界ではあると思いますが、でも、その成長のスピード、歩みを止めてはいけないと思っています。20年経って、スタジアムなり、環境なり、文化的なものは整ってきたように思いますが、もう一段階上を目指していくためには、いろいろな人のマインド、意識を上げる必要があると思っています。自分の引退試合のメッセージとして、泣いて終わるのではなくて、何かそういうことを伝える場にしたかったですし、これからみんなでそういうものを作っていきたいという思いでした」

横断幕に『サッカーを大好きにさせてくれてありがとう』というものがありました。そのメッセージについてはどのような思いを抱きましたか?
「サッカーというスポーツを自分というフィルターを通して知ってくれた、そして、その魅力に取りつかれてどんどんスタジアムに足を運ぶ用になってくれた人もたくさんいると思いますし、それを今度は自分の周りの人にも伝えてもらいたいし、日本によりサッカー文化が根づいていくようにしてもらいたいなと思います。メッセージをくれた人にはそういうこともお願いしたいです」

懐かしい選手たちとプレーしました。それぞれのチームで戦ってみて印象的だった出来事は何ですか? 今後FIFAマスターに行って、これからのことを模索すると思いますが、今後、どういう風に日本のサッカーに関わっていきたいというイメージがあれば教えてください。
「プレーをしていて、中盤の選手にうまい選手がいるなとか代表の中で思いながらやっていましたし、ディフェンスラインでオフサイドにするタイミングとか、同じようなイメージでプレーできたというのは、代表やガンバで一緒にプレーした(中田)浩二とか、(中澤)祐二とか(山口)智とかシジクレイとか、あの呼吸でできたのが楽しかったです。神戸ではポジションが変わりましたけど、あれも懐かしかったですし、神戸の仲間とやれて楽しかったです」

「今後は、たぶん、ビジネス的なバックグラウンドを持った人たちと交流することになるので、自分の知らない部分を知るという作業になっていくと思います。自分としては、こういうサッカーの現場に近い、ピッチに近いところは知っているけれど、それ以外のところを吸収して、そこから何が自分の中に見えてくるかも楽しみにしていますし、1年という短い期間ですが、何が見えてくるのかは楽しみにしています」

一緒に戦った選手たちの中には、宮本さんは普通の指導者にはならないだろうと言っている選手もいました。
「そういう指導者の立場になったことはないので、そういう人たちの考えは分からないので何とも言えないですが、自分自身をもっと磨きたいなと思っています」

ガンバでも代表でも神戸でもキャプテンを務めたと思いますが、日本サッカー協会のキャプテンも狙っているのでしょうか?(C大阪・播戸竜二選手の質問)
「将来、キャプテンというものがあるのかどうか分からないので、目指すかどうかは言えないです、今のところは。いいですか、それで(笑)。(播戸選手:なりたいという願望はあるんですか?)どういう形になるかは分かりませんけど、日本のサッカーをより良くしていきたいと思いますし、その状況に応じて自分の将来をしっかり考えてトライしたいと思います。そこに関してははっきり言えません。いいですか?(播戸選手:キャプテン宣言ありがとうございました!)」

現役最後の試合は大雨。今日は快晴でした。宮本恒靖らしいプレーを見せたいと試合前におっしゃっていましたが、それは出せましたか? また、最後の試合に点数をつけるなら?
「らしいプレーは、3-5-2のリベロ的なポジションを2チームでやったので、そこはロングボールを蹴れるなとか、そういうのはいくつかあったと思います。点数はつけられないですけど、シュートは枠にいかなかったし、あんなにたくさんチャンスをもらったのに…でも、最後までケガなくやれたのは本当に良かったと思います」

[写真]=吉田孝充

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