2012.04.12

“ユース教授”が秘話を披露「本田は有言実行の男、長友の才能は見抜けなかった」

 11日、東京都内で「取材力、コミュニケーション能力を鍛える――サッカー選手と話を続けて 分かったこと――」(サッカージャーナリスト養成講座主催)が開催され、ユース年代の取材歴に定評があり、“ユース教授”の異名を持つサッカージャーナリストの安藤隆人氏が講師を務めた。

 トークセミナーの冒頭、安藤氏は「コミュニケーションとは相互理解で、同じ目線で話すことが必要」と強調。サッカー選手への取材時には「自分の引き出しを持っているか、相手の引き出しを開けられるか、そして、いかに相手から自分の引き出しを開けてもらえるか」という3点を常に意識していると明かした。

 近著『走り続ける才能たち』でも取り上げた岡崎慎司への取材エピソードなどを交えながら、「コミュニケーションに必要なのは瞬発力と継続力」とも述べた安藤氏。分かった気にならずに現場へ何度も足を運び続け、自ら感じた疑問を選手に投げかける。そうしたコミュニケーションから信頼関係が築き上げられるという。

 セミナーでは、日本代表選手の素顔なども披露。本田圭佑については「まっすぐに目を見て、素直にしゃべる男。本田は強がりな部分も持っています」と述べ、「ただ、あれほど有言実行な人はなかなかいないと思います」と続けた。

 自身の取材姿勢に話が及ぶと、急成長を果たした長友佑都を例に出し、「僕は彼がプレーしていた東福岡高校の取材に何度も行きました。存在は知っていたけど、当時の僕は長友の才能を見抜けませんでした。能力に気付かなかったわけですから、相手に敬意を表して取材をしないようにしているんです」と語り、「自分が納得した形で取材を行いたい」という哲学を明らかにしている。

取材・文=瀬戸伸哉(サッカージャーナリスト養成講座)

[写真]=ムツ カワモリ

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