2011.12.20

戦術・育成のスペシャリストがバルササッカーの秘密を解説!

 19日、東京都内で『ワールドサッカーキング増刊 FCバルセロナ完全読本』発売を記念した「バルセロナの指導法、戦術論を学ぶ」トークセミナーがワールドサッカーキングと株式会社アレナトーレの主催で開催された。

 ナビゲーターに日本とスペインの両国で指導経験があり、育成・戦術のテーマを得意とするサッカージャーナリストの小澤一郎氏、ゲストにはバルセロナの名門エウロパやエクアドルの強豪バルセロナSCを始め国内外で豊富な指導経験を持つ徳永尊信氏が登場した。

 トークテーマはシステム論戦術から育成や指導法に至るまで多岐に渡り、試合映像やフォーメーション図などを用いながら丁寧に解説。バルセロナの戦術解説では、圧倒的なポゼッションを誇る秘密について「GKを使ったビルドアップ」による数的優位の構築や「コントロールオリエンタード(次のプレーへ導くためのコントロール)」を各選手がこなすことによるスムーズな攻撃の組み立てなど、ポイントをピックアップしながらバルセロナのサッカーの特長を紹介。システム論ではレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”以降、多用するようになった4バックの右サイドバックが中盤へポジションを移動して3バックへ移行するシステム変更や、そのメリットなどを紹介しつつも「バルセロナのシステムはあるようでない」と流動性を強調し、変幻自在なシステムを可能にする理由として「各選手が2つ以上のポジションをこなす能力がある」ことなどを挙げた。

 育成・指導法については、バルセロナサッカーの特長や一貫性のある下部組織の取り組み、そして徳永氏の豊富な指導経験をミックスし、実践的なトレーニングメニューを紹介。徳永氏は「ミスを犯しても、チャレンジさせ続けることが重要。指導者の自分たちには我慢も必要」と指導のポイントを説明した。

 トークセミナーの最後には質疑応答が行われ、「バルセロナに勝つためには?」という質問について、小澤氏は「僕なら引くのではなく、プレスを仕掛けます。前半は相手よりもファウル数を多くしろ! くらい言っちゃうかもしれないですね(笑)」とコメント。一方、徳永氏は「僕は後ろに引かせました。センターバックをボランチに、ボランチをその一列前に配置する4-2-4-0です。中央でボールを奪って、素早く両サイドに展開するサッカーで2-1で勝ちました」とエウロパでコーチを務めていた時代にでバルセロナBに勝利した試合を例に自論を展開した。

 バルセロナが“クラブ世界一”の称号を手にした翌日ということもあり、トークセミナーは最後まで白熱。イベント終了後も、参加者が個別に両氏へ質問するなど、大盛況のうちに幕を閉じた。

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