27日にJ2第37節が行われ、3位・徳島はJ1昇格を争う2位・鳥栖に0-3で完敗。4位・札幌にもかわされ、昇格圏外の4位に転落した。
徳島の美濃部直彦監督は、昇格への大一番での敗戦に悔しさをにじませながらも、昇格の可能性が残る最終戦を見据えたコメントを残している。
「大詰めを迎えたこの昇格争いの中での大一番ということで、今日のゲームが非常に重要だったということは、我々はもちろん誰もが感じていたと思います。そしてその大事なゲームに対し、多くのサポーターがスタジアムへ足を運んでくれ我々を後押ししてくれたのですが、結果が出せず今は本当に申し訳ない気持ちで一杯です」
「今日のゲームに関して言うと、選手たちは力を尽くしてくれたと思います。しかし、今日は鳥栖に対して我々が力負けした、我々の力が足りなかったということだと思います。ただ今季のリーグはもう1試合あって、そこにはまだ我々が昇格できる可能性が残っています。なので、それが例え僅か1パーセントであってもとにかく可能性がある限り100パーセントの努力をしなければならないと思っていますから、明日からまた次のゲームに向けてしっかり良い準備をし、最終戦に勝ってその可能性を追い求めたいと思います」
「今シーズンを振り返ると、ここまでスムーズに来たわけではないですし、非常に苦しい時もたくさんありました。また今日のゲームで選手たちが受けた精神的ダメージは大きいと思いますが、やはりここまで来ればもう一度顔を上げ、最後の戦いに立ち向かっていくしかないと思っています。その最終戦は岡山でのアウェーゲームですけれど、多くのサポーターにまた力を貸していただきたいと思いますし、そこで勝利の瞬間を迎えられるよう今から努力したいと思っています」