J1第32節が19日に各地で行われ、残留を目指す浦和は仙台と対戦し、スコアレスドローに終わった。勝ち点1を積み上げる形となった浦和の選手たちは、試合後、以下のようにコメントしている。
梅崎司
「サイドバックを高く上げて、起点を作る形はできていました。ただ、仙台の守備が堅かったので、チャンスになりそうなところで力がまだ足りなかったのかな、とも感じています」
「相手ブロックに入って簡単に失うのだけは避けて、ボールを大事にしながら前に運ぶ点については、磐田戦に比べて改善されました。その中で、自分が外から内に入ってきた時に、相手の最終ラインと中盤の間に入り込んで行く場面を増やしていければよかったかな、とも思います」
「立ち上がりに遠目からシュートを打ちましたが、リズムを作ったり相手を引き出すためにも、もっと狙っても良かったかな」
加藤順大
「この状況の中で、勝ち点1という結果は大きいです。チームコンセプトの中でやってきた練習が形になったかと思います。特に坪井さんがバランスをもたらしてくれました。啓太さんを含めた経験が、チームを焦らさずにしてくれたのだと思います。僕を含む若手はもっと学ばなくてはいけません」
「自分もチーム全体についても、90分間集中して戦えていたかな、と感じています。83分に相手が打ったシュートが味方に当たって、枠に入ってきたボールを弾き出しましたが、それはGKの仕事なので。でもその場面を迎えるまで、危ないシーンはなかったかと」
「今日のピッチに関しては『あんなに水がたまるのかー…』というぐらい初めてのことでした。ただ、この試合で得た引き分けをムダにしないためにも、次の福岡戦で勝たなければ。僕たちは目の前の相手を自分達のサッカーで倒すだけと思うので、いいトレーニングを積んで臨みたいです」
坪井慶介
「堀監督が要求していたことを、選手ひとりひとりが理解してできた結果かな、と思います。ピッチの中で表現できれば、それがベースになっていくと思います。残り2試合もこのやり方、スタンスを続けていきたいです」
「仙台は非常に守備が堅くしっかりしているので、リスクは侵しすぎないようにしました。ゲームを通じて全体的にコンパクトにできたかと。位置取りが低くなる時間帯もありましたが、問題なかったです。ボランチの両脇のスペースも、コミュニケーションを取ってカバーできました」
「サポーターからのコールは、ありがたかったです。それに応えるプレーを、自分の力を出したプレーを見せたいです。そんなに硬くなりすぎず、自分達のプレーをできれば、と思います」
[写真]=野口岳彦