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【短期集中連載】ゲームライター丸谷の『FOOTISTA塾』…… 第3回「引継カード印刷って……何?」

2019.03.18

 短期集中連載「ゲームライター丸谷の『FOOTISTA塾』」も、早くも第3回(過去記事:第1回第2回)を迎えました! ユーザーの皆さんが気になっているであろう「引継カード印刷」に関する情報などを、製品版を一足先に触ったゲームライター丸谷がお届けします。
※ゲーム画面は開発中のものです

文=丸谷健太(ゲームライター)

■チュートリアル終了後には豪華なスタメンが完成!

 ゲームシステムがほぼ新作に近いレベルでリニューアルされている『WCCF FOOTISTA2019』では、すべてが新規プレイヤーという扱いでゲームがスタートする。そのためゲームプレイを始めると、まずは試合の流れを理解するためのチュートリアルを計4回受けることになる。

チュートリアルではシュートボタンの使い方から始まり、“ホットライン”、“マンマーク”といった、本作から追加された新システムについて学ぶことができる

 旧『WCCF』シリーズをプレイし続けてきた人にとっては、「早く実戦で遊ばせて!」と感じる時間になってしまうかもしれない。しかし、『FOOTISTA』のチュートリアルはゲームを理解するための“知識”と同時に、得られる“見返り”がかなり大きい。具体的にはチュートリアルをすべて終わらせる(4プレイ)だけで11枚の選手カードが手に入り、しかもその中にはセルヒオ・アグエロやディエゴ・ゴディン、ミラレム・ピアニッチにアリソンなど、現役トップクラスの選手が含まれている。

 そのためセンターラインに関しては、ゲームスタートの時点で補強の必要性を感じない盤石さ。特にアグエロとピアニッチは「スキルコンボ」要員としても有用で、両者をホットラインで結んでスキルを発動させると、スキルコンボ「カウンターアタック」が発動可能。攻撃の中心として使っていける。

 さらにチュートリアルで手に入るカードの中には、上で挙げた4選手以外にもダニエル・カルバハル、フランク・リベリー、アクセル・ビツェルなどがおり、中央からの攻めが機能しないようならリベリーのドリブルやカルバハルのクロスで目先を変えたり、ビツェルのスキル「ミドルエリアブロック」を使って中盤からプレッシャーをかけるなど、試合の状況に応じて戦術を変えながら戦える。チュートリアルでもらえる11枚をこれまでの『WCCF』でのスターターパックと考えると、戦力的に充実しながらコスパは高い(そろえるのに必要なお金が少ない)。

アグエロを筆頭に、初期状態からスター選手がそろう『FOOTISTA』の初期メンバー。ここに事前登録で手に入る選手やシェアスカウト、フリースカウトの選手を交えれば、すぐにビッククラブ並みの陣容を整えられるはずだ

■実在の選手がしゃべる!? リーグ戦ではストーリーが進行

 チュートリアルを終えると、プレイヤーはランクアップすると対人戦に移行できる「リーグ戦」と、優勝すると特定の選手カードがもらえる「カップ戦」、いずれかを任意に選んでゲームプレイを楽しめるようになる。このうちリーグ戦を選ぶと、試合数や結果に応じてチュートリアルから続くストーリーが進行していく。試合を重ねるとプレイヤーの分身である監督やオーナー、コーチだけでなく、加入した選手も絡んだエピソードが挿入され、その中では監督としてどういったリアクションを取るかを選ぶ選択肢が発生することもある。今回、序盤部分をプレイさせてもらった際には、攻撃陣と守備陣の仲たがいをキャプテンのゴディンとともに諌める、悩める若手選手(ジェンギス・ウンデル)をベテラン(リベリー)と励ます……といったイベントが確認できた。選択肢で劇的に試合展開が変わるということはなかったが、“『FOOTISTA』のプレイヤー=チームの監督”ということを随所で思い出させてテンションを高める演出としては十分機能していたように感じた。『FOOTISTA』をプレイする際は、ぜひ試合前に展開されるストーリーにも注目してプレイしてみてほしい。

プレイヤー=監督という立場が強調されている『FOOTISTA』。リーグ戦を進めていくと選手と会話するシーンも挿入される

■旧カードを“引継カード印刷”して『FOOTISTA』でも活用しよう!

 最後に、ロケテストでは試すことができなかった、『WCCF2017-2018』のカードを『FOOTISTA』仕様にコンバートする、“引継カード印刷”についても触れておこう。

 まず『WCCF』カードの引継カード印刷は、カードの裏に二次元コードが記載されているか否かでプリントに至るまでの流れが異なる。二次元コードがついている各種レアカードやEXカードは、『FOOTISTA』をプレイする筐体とセットで導入されている「ターミナル」の二次元コードリーダーにカードを読み込ませて「デジタルカード」化したのちにゲームをプレイ。その際にデジタルカードにした選手を、スカウト時に選択。ここで実カード化に同意することで、『FOOTISTA』で使える選手カードへと生まれ変わる

レアカード、EXカードはターミナルのこの部分に二次元コードを読み込ませることでデジタルカード化される

 一方で二次元コードが存在しないカード、SPやREカードのデジタルカード化は、ターミナルを介さずに筐体のみで実行する。こちらは参戦する試合を選ぶ前に「引継カード変換」モードを選択。すると筐体盤面が旧『WCCF』のカードの情報を読み込むようになるため、デジタルカードに変換できる。デジタルカード化した後は、二次元コードつきのカードと同様の手順でカード化していく。

引継カード変換は1プレイに1回、参加するゲームモードを決める際に選択できる

旧『WCCF』のRE、SPカードは、最大16まで同時にデジタルカードに変換可能

 旧『WCCF』から『FOOTISTA』仕様に生まれ変わった「引継カード」は、経験値を溜めて能力値を上昇させる「ランクアップ」は利用できないものの、チュートリアルで手薄なポジションを埋めたり(インサイドMF、アグエロと組めるセンターフォワードなど)、手っ取り早く好きな選手を『FOOTISTA』でも使いたい!という人にとっては非常に便利なシステム。その中でも二次元コードつきのカードに関しては『FOOTISTA』仕様のスキルも備わっているため、チームの主軸としても十分に使っていけるはず。引継カードに変換できる旧『WCCF』のカードは、数カ月単位で行われるバージョンアップ時に合わせて増えていく予定なので、これまで『WCCF』をプレイしていた人は選手カードを手放さずに保管しておくことをオススメしたい。

左が『WCCF 2017-2018』のカード。右がそれを『FOOTISTA』用に引継カード印刷したもの。『FOOTISTA』仕様に変換された各種能力値の詳細は、プレイヤーズサイトで確認できる


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