2012.06.21

「サッカーの魅力を伝える方法を考える」セミナーが開催

観戦力

 17日、サッカージャーナリスト養成講座主催による短期集中セミナー「サッカー観戦力レベルアップ講座」が株式会社フロムワンにて開催された。参加者が積極的に意見を出し合い、テーマに沿った議論を進める同講座の進行役はライターとして活躍する細江克弥氏。同セミナーを締めくくる第4回目のテーマとして、「サッカーの魅力を伝える方法を考える」が取り上げられた。

 「サッカーの魅力」をテーマにスタートした議論では、Jリーグのクラブを応援する10年来のサポーター、ヨーロッパのクラブを応援する熱烈なファン、さらにサッカー業界への就職を目指す学生など、それぞれの立場から積極的な意見が飛び出した。

 「サッカーの伝え方」については、雑誌や新聞、インターネットやテレビなど各メディアの特徴を分析。情報が溢れる現代においては、より正確で有益な情報を手にすることの難しさがある一方で、多くのニュースを見聞きすることができる。そうした環境によって「サッカーをより楽しめる」と細江氏は言う。一方、参加者からは「正確な情報を手に入れにくい」、「断片的な情報だけを伝えるニュースが多く、作品性が足りない」などの指摘もあった。

 参加者と細江氏の議論の中で導き出された答えは、「現場で見ること」の重要性だ。サッカーを深く知り、観戦力を高める何よりの方法は、実際に生のサッカーを観て、そこで目にしたことや体験したことを仲間と語り合うことが大切である。自身の体験とメディアの論調を照らし合わせることによって、知識は深まり、サッカーへの理解も高まるはず。90分間の講義では、そうした意見の交換が積極的に行われた。

 このセミナーを主催したサッカージャーナリスト養成講座はレギュラー講座に加え、現在は1dayセミナーEURO2012から学ぶ現代サッカーのトレンド」の受講生も募集している。2010年W杯の覇者であり、サッカーの進化のカギを握るスペイン代表の試合を中心に、現代サッカーにおけるチーム戦術や個人戦術のトレンドを解説する内容で、受講申込は『サッカーキング』上からも可能。詳しくはこちらをご覧ください。

取材協力=新屋英行(サッカージャーナリスト養成講座

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