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【磐田vs清水プレビュー】磐田は中村俊輔の先発復帰が有力…清水は昨季の雪辱へ“静岡ダービー”連勝を狙う

2018.04.06

負傷離脱していた磐田のMF中村俊輔は、“静岡ダービー”で3試合ぶりの先発復帰が有力視されている [写真]=J.LEAGUE

ジュビロ磐田 前節2得点を挙げた川又の連発弾、若手の奮起に期待

【プラス材料】
 3月17日の練習中に左大腿を肉離れしたMF中村俊輔は前節の浦和戦で途中出場。今節、清水との“静岡ダービー”は3試合ぶりの先発復帰が有力だ。

 3日の練習後、居残りでFKを蹴り続けていた中村に、名波浩監督が中断を命じるほど、中村の意欲は高い。1年前に同じエコパスタジアムで行った“静岡ダービー”ではFKから先制点を演出するなど、3得点すべてに絡んでいる。好調の清水に対し、背番号10の左足は欠かせない。


 右ふくらはぎ痛を抱えながらプレーしていたDF高橋祥平は、浦和戦前の中断期間中に状態が回復。浦和戦では最終ラインからの攻撃参加でFW川又堅碁の先制点をアシストした。浦和戦で今季初得点を含む2得点で肩の荷が下りた川又には連発が期待される。

【マイナス材料】
 MFアダイウトンに続き、MFムサエフが長期離脱することになった。3月27日のウズベキスタン代表のモロッコ代表戦で右膝前十字靱帯と外側半月板を損傷。助っ人2人が全治6カ月と診断された。

 1日の浦和戦から15連戦を戦っているチームにとってはショッキングな出来事が続いたが、名波監督は「ミーティングで顔を上げてやっていこう、と全員に伝えたが、自分をはじめスタッフより選手の方が前向きに取り組んでくれている」と話している。

 浦和戦ではルーキーのFW中野誠也を後半途中から投入。今季初めて3-5-2にした布陣で臨んだ時間帯に逆転ゴールが生まれたが、システムが機能したとはいえず、J1デビュー戦だった中野は途中交代となった。中野、FW小川航基ら若手の奮闘なるか。

文:totoONE編集部

清水エスパルス 昨季ダービーは全敗、気持ちの強さで相手を上回れるか

【プラス材料】
 前節・横浜FM戦では今季リーグ戦初黒星を喫したが、内容的にそれほど悪かったわけではなく、4日のルヴァン杯・札幌戦で勝利したこともあって、チームの自信は失われていない。チーム全体のハードワークも健在で、攻守ともコンパクトに戦うという特徴も維持できている。守備では1試合平均1失点で、組織的な守りと個の力をベースとしたゴール前の粘り強さが両立しているのは大きい。

 また、札幌戦でFW鄭大世とFW北川航也がゴールを決めて、その他のルヴァン杯出場メンバーも良いアピールを見せている。それがリーグ戦組にも良い刺激となれば、プラス要素に変わる可能性もある。

 昨年の“静岡ダービー”は3戦全敗だったが、今季はルヴァン杯で一度磐田に勝っており、悪いムードを払拭。あとは一発の大仕事をする選手が現れるかどうかが勝敗を左右するだろう。

【マイナス材料】
 第4節あたりまではFW金子翔太やFWクリスランをはじめ攻撃陣が決定力の高さを発揮していたが、その第4節・仙台戦の途中から当たりが止まっているのが気になるところ。チャンスはある程度作れているが、それを決めきれないシーンが目立ち、流れが悪くなっている。クリスランに一発出れば流れが変わるかもしれないが、彼自身にも当たり外れがあるので、計算が立ちにくい要素となっている。

 また、ボールがよく走るIAIスタジアム日本平で戦っている清水は、エコパスタジアムの深めの芝生とは相性が悪く、これまでホーム開催、アウェイ開催を合わせてエコパでは10勝2分16敗と負け越している。昨年のダービー3連敗で気になったのは、磐田のほうが“静岡ダービー”に勝ちたいという気持ちが強く出ていたこと。そこを覆す気持ちの強さを出せるかどうかも大きなポイントになりそうだ。

文:totoONE編集部

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