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【浦和vs横浜FMプレビュー】浦和は新加入MFナバウトがデビューの可能性も…横浜FMは2015年4月以降浦和に3勝2分と負けなし

2018.03.16

横浜FMのMF喜田拓也がけがから復帰間近。チームの中軸の期間は大きい [写真]=J.LEAGUE

浦和レッズ 1トップが孤立する弱点に改善の兆しが

【プラス材料】
 ここまでJ1リーグ戦3試合未勝利。今節対戦する横浜FMとは直近5試合の対戦で勝利なしと相性が悪いことから、プラス材料は乏しい。とはいえ、相手は新指揮官の下でポゼッションサッカーに舵を切り、自分たちのミスからピンチを作っているシーンも多い。そのミスに便乗してカウンターを仕掛けることができれば、ゴールを奪う可能性を高めることができるだろう。

 また、1-4の大敗を喫したとはいえ、14日のルヴァン杯G大阪戦では、MF長澤和輝とMF柏木陽介の2人がフォワードに近いポジションでプレーする回数を増やすことができた。1トップが孤立してしまう傾向を解決しようとするトライは見受けられたので、それを形にしていくことができれば好結果も近付くはずだ。


 新加入のオーストラリア代表MFアンドリュー・ナバウトがデビューする可能性もある。チームのカンフル剤になる活躍にも期待したいところだ。

【マイナス材料】
 ここまで公式戦5試合で無失点が一度もなく、直近のゲームである14日のルヴァン杯G大阪戦は4失点と完全に守備が崩壊した。中3日でどこまで立て直すことができるかという点では、不安が大きい。

 さらにG大阪戦では、右サイドバックを務めてきたDF遠藤航が右足を痛めて前半で交代となり、検査結果次第ではこのゲームを欠場する可能性が高い。DF森脇良太も全体練習に復帰したばかりで、不安の残るポジションになってしまった。

 また、リーグ戦の3試合はいずれも1得点で、流れの中からの得点は1点のみと、攻撃の構築が遅れている。サイド攻撃と、柏木の蹴るセットプレーに活路を見出したいが、DF中澤佑二を中心にした守備の中央の強さが武器である横浜FMが相手だけに、難しい要素が少なくないと言えそうだ。

文:totoONE編集部

横浜F・マリノス チームの中軸であるMF喜田拓也が復帰間近

【プラス材料】
 対戦相手の浦和との相性はとても良い。J1リーグでの黒星は2015年4月までさかのぼる必要があり、以降は3勝2分と負けなしで白星が先行している。ちなみに昨季は2戦2勝だった。開幕節は打ち合いの末に3-2で勝利し、最終節は虎の子の一点を守りきって1-0の完封勝利を手にしている。

 また、メンバー編成に目を移すと、アンカーポジションを務めるMF喜田拓也が、今節復帰する可能性が高い。右足首の負傷によって前節の鳥栖戦を欠場したが、その後は順調に回復している模様だ。開幕節のC大阪戦、前々節の柏戦で出色のパフォーマンスを見せた中軸が復帰するのは、間違いなくポジティブな要素だろう。

【マイナス材料】
 ここまでJ1リーグでは勝ち星に恵まれておらず、アタッキングフットボールを標榜しているにもかかわらず3試合2得点という数字は物足りない。ボール支配率に対して決定機の数が少なく、相手にとって脅威になっていないのが現状だ。新加入のカメルーン代表MFオリヴィエ・ブマルは今節の登録が間に合わない見込みで、MF遠藤渓太やMFイッペイ・シノヅカといった新進気鋭のアタッカーが奮起しなければ主導権を握ることは難しい。

 守備面では、ハイラインを強調しているため背後のスペースを突かれる場面が散見され、失点シーンを振り返ると単純なミスから相手にチャンスを与えている。チームとしての狙いを保ちつつ、先制点を与えないための方策が必要だろう。

文:totoONE編集部

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